話題株ピックアップ【夕刊】(3):レオパレス、トヨタ紡織、日産自

注目
2019年9月9日 15時22分

■レオパレス21 <8848>  283円  -21 円 (-6.9%)  本日終値  東証1部 下落率3位

レオパレス21<8848>が急落。株価は前週末に比べ一時、7.6%安に売られた。6日に提出された変更報告書で旧村上ファンド系といわれる投資会社の「レノ」などの共同保有株比率が16.18%から10.55%に低下したことが警戒された。レノと共同保有者は今春にかけ、レオパレス株を買い集め大量保有報告者に登場したことから、その動向が注目されている。

■トヨタ紡織 <3116>  1,443円  -19 円 (-1.3%)  本日終値

トヨタ紡織<3116>が反落。前週末6日の取引終了後、欧州子会社で第三者による虚偽の指示により約40億円の資金が流出したと発表しており、これが弱材料視された。20年3月期の業績予想の修正が必要となった場合には、速やかに開示するとしている。

■日産自動車 <7201>  672.5円  -1.5 円 (-0.2%)  本日終値

日産自動車<7201>が安い。不正報酬問題の発覚で西川広人社長が退任の意向を示したと複数のメディアが報じたことが嫌気されている。同社長は株価連動型の役員報酬を巡り、不適切な手法でかさ上げされた報酬を受け取っていたとの疑惑が出ている。この日は日産の経営に対する先行き不透明感を嫌気する売りが先行している。

■ジーダット <3841>  1,376円  +300 円 (+27.9%) ストップ高   本日終値

6日に発表した「AI技術でカスタムLSI設計環境の構築」が買い材料。

群馬大学と共同研究契約を締結。AI技術によるカスタムLSI設計環境の構築を目指す。

■サンリン <7486>  824円  +123 円 (+17.6%) 一時ストップ高   本日終値

6日に発表した「0.41%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。

発行済み株式数(自社株を除く)の0.41%にあたる5万株(金額で4000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は9月9日から9月30日まで。

■gumi <3903>  724円  +100 円 (+16.0%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ

gumi<3903>は続急伸。6日取引終了後に発表した20年4月期第1四半期(5~7月)の業績は、売上高が48億1500万円(前年同期比20.0%減)に落ち込んだものの、営業損益は1億2900万円の黒字(前年同期は2億5100万円の赤字)に浮上しており、これを好感する買いが先行した。同社は海外展開に強みを持つスマホ向けゲームの開発・配信を手掛けている。5G時代に向けてAR(拡張現実)やVR(仮想現実)の総称である「XR事業」に注力しており、その先行投資が重く減益が続いていたが足もとでは改善の兆しが見えている。第1四半期は一部のタイトルが予想に対して未達で減収となったものの、合理化を図ったことに伴い外注費を圧縮させたほか、費用対効果を重視したプロモーション施策を実施し広告宣伝費が減少したことで、業績が改善した。併せて、未開示だった上期(5~10月)営業損益は2億2900万円の黒字(前年同期は6億1000万円の赤字)を見込んでいることも発表した。

■アイル <3854>  2,035円  +277 円 (+15.8%)  本日終値  東証1部 上昇率2位

アイル<3854>が続急騰し一時、前週末比299円(17.0%)高の2057円に買われた。6日の取引終了後に発表した20年7月期の連結業績予想で、売上高115億3000万円(前期比9.6%増)、営業利益12億円(同26.2%増)、純利益7億9600万円(同28.2%増)を見込み、年間配当は前期比4円増の20円を予定していることが好感された。主力パッケージソフトウェア「アラジンオフィス」が、消費税率の引き上げや20年1月のWindows7のサポート終了などもあって受注金額を伸ばしているほか、複数ネットショップ一元管理ソフト「CROSS MALL」やネットショップと実店舗のポイント・顧客一元管理ソフト「CROSS POINT」など利益率の高いストック型商材の売り上げが増加することで利益の向上が見込まれるという。研究開発の促進や技術者採用に伴う人員の増加などのコストも増えるものの、それらを吸収して増益を見込んでいる。なお、19年7月期決算は、売上高105億2200万円(前の期比11.8%増)、営業利益9億5100万円(同80.8%増)、純利益6億2100万円(同84.4%増)だった。

■ホロン <7748>  2,530円  +172 円 (+7.3%)  本日終値

ホロン<7748>が7連騰。株価は一時、2536円まで上昇し、今年2月6日につけた2476円の高値を7カ月ぶりに更新した。電子ビームを使ったマスク回路検査・測定装置を手掛けている。特に、半導体の製造工程での微細化が急速に進展するなか、次世代露光技術である「極端紫外光(EUV)」の導入が本格化。同社はEUVに対応したフォトマスク検査装置などを手掛けており、EUV関連銘柄として物色人気に乗っている。

■長大 <9624>  948円  +44 円 (+4.9%)  本日終値

長大<9624>が5日続伸。前週末6日の取引終了後、従来期末一括で39円を予定していた19年9月期の配当予想について、1円増額して40円にすると発表しており、これを好感した買いが入った。

■インスペック <6656>  1,744円  +69 円 (+4.1%)  本日終値

インスペック<6656>が高い。6日取引終了後に発表した20年4月期第1四半期(5~7月)の連結経常利益が前年同期比167倍の1.6億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。フレキシブルプリント基板向けロールtoロール型検査装置の受注が大きく伸び、48.7%の大幅増収を達成したことが寄与。第1四半期実績だけで、通期計画の2.9億円に対する進捗率は57.6%に達しており、業績上振れを期待する買いなどが向かった。

●ストップ高銘柄

バンクオブイ <4393>  3,145円  +503 円 (+19.0%) ストップ高   本日終値

sMedio <3913>  943円  +150 円 (+18.9%) ストップ高   本日終値

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

ラクオリア創薬 <4579>  1,005円  -300 円 (-23.0%) ストップ安   本日終値

Link-U <4446>  4,150円  -700 円 (-14.4%) ストップ安   本日終値

など、2銘柄

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