三菱商事は4日続落、シンガポール子会社で約345億円の損失が判明
三菱商事<8058>が4日続落となっている。同社は20日、シンガポールの石油関連子会社で約3億2000万ドル(約345億円)の損失が発生する見込みだと発表。これが影響しているようだ。
子会社のペトロダイヤモンド・シンガポールが行っていた中国向け原油取引で、この取引を担当していた元現地プロパー社員が社内規定に違反し、中国向け原油取引に関連したヘッジ取引と偽って、今年1月からデリバティブ取引を繰り返し、7月以降の原油価格下落局面で損失が拡大。8月中旬になり、この社員が欠勤したことを受けて取引を精査したところ、損失が発生していることが判明した。なお、通期業績見通しに対する影響については精査中で、業績見通しが必要になった場合には速やかに公表するとしている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)