注目銘柄ダイジェスト(前場):アストマックス、愛三工、N・フィールドなど

市況
2019年9月26日 11時59分

N・フィールド<6077>:620円(+29円)

急伸。いちよし証券ではレーティングを「B」から「A」に格上げ、フェアバリューは900円を据え置いている。足元までの株価下落と、20年12月期以降の業績改善見込みが評価引き上げの背景。急激な経営組織拡大に伴う歪みとその是正の過程で業績は低迷してきたが、退院促進、在宅療養への政策の下、潜在的な利用者層は大きく、今後、底入れから反転へ向かうと予想している。20年12月期営業利益は前期比33.3%増の6億円と予想。

CYBOZU<4776>:1087円(+47円)

急伸。前日に発表した8月の月次動向が好感されている。売上高は10.9億円で前年同月比19%増、営業利益は2.7億円で同46%増となっている。8月までの営業利益累計は17.2億円で前年同期比24%増と推移、会社側の12月期通期予想レンジである9.5-12.5億円を上回っている。下期に広告イベントが集中するほか、12月に業績連動型の賞与計上を予定しているとはいえ、大幅な業績上振れが期待できる状況になっている。

コマツ<6301>:2550円(+38.5円)

大幅反発。ゴールドマン・サックス証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、コンビクション・リストに新規採用としている。目標株価も2500円から3000円に引き上げへ。今来期の建機及び鉱山機械の業績悪化は株式市場に織り込み済み、過去レンジの下限近くにとどまる現在のPBR水準からは、将来の回復可能性を一切見越していないとの印象が強いとしている。第2四半期の底堅い決算が目先のカタリストになるとみている。

ULSグループ<3798>:2655円(+55円)

大幅に3日続伸。連結子会社であるピースミール・テクノロジー(東京都中央区)が官公庁・自治体向けICTコストの見積評価支援サービスを開始すると発表している。調達仕様と仕様による見積結果を評価し、ICT投資の最適化を図る。ICTガバナンス強化支援のスキルやノウハウ等を活用し、統計情報のみに基づいた従来の評価よりも踏み込んだ評価をするとしている。

愛三工<7283>:888円(+56円)

急騰で年初来高値更新。クレディ・スイス証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も750円から1050円に引き上げている。デンソー<6902>との事業提携に伴うパワートレイン事業の規模拡大を期待しているもよう。現状の株価に期待感は十分に織り込まれておらず、今秋に発表予定である業務提携の正式内容をカタリストとして注目としている。提携範囲拡大の可能性も高いと考えているようだ。

HPCシステムズ<6597>:1929円 -

公開価格(1990円)を6.0%下回る1870円で初値を付けた。会社設立は06年7月3日。主な事業は科学・工学向け高性能コンピューターのソリューション提供。20年6月期の営業利益予想は前期比27.0%増の4.69億円。科学技術計算用コンピューターを展開するHPC事業が好調に推移しており、利益を押し上げる見込み。また、産業用組込コンピューターを手掛けるCTO事業も堅調で、増益に寄与するとみている。

アストマックス<7162>:362円(+40円)

急伸。連結子会社が販売目的で取得した太陽光発電設備を譲渡すると発表している。岩手、埼玉、岡山各県の太陽光発電設備一式の計約3.0メガワット分で、譲渡先は非公表。20年3月期第2四半期に売上総利益0.55億円(消費税抜)を計上する見込みだが、営業損益等の金額は現在精査中としている。また、保有株式の売却で第3四半期に0.68億円の投資有価証券売却益を特別利益として計上する。

《ST》

提供:フィスコ

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