1日の株式相場見通し=買い優勢、米株高を受け反発へ
1日の東京株式市場は、買い優勢の展開となることが予想される。トランプ米政権が対中証券投資制限を検討しているとの報道について、米高官が「不正確な部分が多い」とし、中国企業の上場廃止を検討していると報じられていることについては明確に否定した。これを受けて米中摩擦問題が悪化することへの警戒感が後退、前日の米国株市場ではNYダウなど主要株価指数が反発しており、東京市場も追随する動きが予想される。ただ、国内景気は減速傾向を強め、きょうから消費税率の引き上げなどもあり、株式市場には逆風も意識されている。取引開始前の日銀短観の動向などが注目される。
30日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比96ドル58セント高の2万6916ドル83セントと反発。ナスダック総合株価指数も、同59.711ポイント高の7999.338と切り返した。
日程面では、9月の日銀短観、8月の完全失業率及び有効求人倍率。消費税率がきょうから8%から10%に引き上げられた。海外では中国の建国70周年。国慶節に伴う大型連休がスタート。海外では9月の米ISM製造業景況感指数。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)