東エレクが底堅さ発揮、半導体市況底入れ期待と株式好需給が下値支える
東京エレクトロン<8035>が底堅さを発揮。全般相場が大きく下に振られるなか、同社株はやや売りに押されているとはいえ前日終値近辺で売り物をこなしている。半導体市況は在庫調整の進展が確認され、底入れが近いとの観測が強い。次世代露光技術として脚光を浴びるEUV(極端紫外線)など新たな分野も立ち上がっており、半導体製造装置関連は収益環境の先行きに期待感も膨らんでいる。そうしたなか、同社株は信用取組が大幅に売り長となっており、信用倍率は直近データで0.5倍台と需給関係の良さが株価を下支えしている。