電子材料がマド開け6連騰、プローブカード特需で見直し買い加速
日本電子材料<6855>がマドを開けて買われ6連騰と気を吐いている。株価は底値離脱の動きを鮮明としており、5月中旬以来約5カ月ぶりの600円台を回復したが、PBR0.5倍台は指標面から依然として割安圏に位置している。世界的にみて半導体メモリー需要の回復はまだ初動にあるが、在庫調整が進展しているほか、今後は自動運転市場の拡大や次世代通信規格「5G」導入の動きなどを絡めた需要創出が見込まれている。そうしたなか、同社が手掛ける最先端の半導体テスト用プローブカードに特需が見込まれる。また、半導体メーカーはコスト低減のため、ファイナルテストを極力省くなどテスト工程の集約化を進めているが、これがウエハレベルでのプローブテスト促進につながっており、同社にとって追い風材料となっている。