ホロンは14年3カ月ぶり高値、電子ビーム検査装置にEUV特需
ホロン<7748>が大幅高。一時200円を超える上昇で3000円大台一歩手前まで買われ、10日につけた年初来高値2941円を払拭し新値街道に再突入した。時価は2005年7月以来14年3カ月ぶりの高値圏にある。半導体の製造プロセスにおける微細化が進展するなか、次世代露光技術としてEUV(極端紫外線)技術が脚光を浴びているが、電子ビームによるマスク検査装置を製造する同社はその恩恵を享受している。半導体メモリーの在庫調整も進展しており、来年に導入本格化が予想される次世代通信規格「5G」では、これに対応するスマートフォン向けで新たなメモリー需要が創出されるとみられ、同社の来期業績の伸びに期待する買いが継続している。
最終更新日:2019年10月16日 10時38分