三井海洋は反落、ペトロブラスのブラジル沖合マルリン鉱区向けFPSO受注内定も反応限定的
三井海洋開発<6269>は反落している。16日の取引終了後、ブラジル国営石油会社であるペトロブラス(リオデジャネイロ)から、FPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)1基の建造及びチャーターについて受注が内定したと発表したが、株価は前日まで4日続伸していただけに、この日は利益確定売りが優勢のようだ。
同FPSOは、ペトロブラス社が保有しオペレーターを務めるカンポス海盆内マルリン鉱区の再活性化プロジェクトに用いられるもの。三井海洋は、FPSOの設計から機器購入、建造、据え付けまでの一括工事を請け負うほか、完成後に三井海洋の関連会社が保有し、22年からペトロブラス社に対する25年間のチャーターサービス(リース及び運転・保守点検などのオペレーション)に供される予定としている。