概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は続伸、上院が年金改革案を承認したことが好感

市況
2019年10月23日 9時58分

【ブラジル】ボベスパ指数 107381.11 +1.28%

22日のブラジル市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1358.83ポイント高(+1.28%)の107381.11で取引を終えた。105927.3から107420.7まで上昇した。

小幅安で寄り付いた後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。上院が年金改革案を承認したことが好感され、同国への外資流入期待が高まった。また、ブラジルの株式市場が上昇軌道に辿るとの観測も支援材料。ブラジル中央銀行が年末まで追加利下げを実施するとの見通しを受け、株式市場が一段と上昇すると期待されている。

【ロシア】MICEX指数 2802.23 +1.49%

22日のロシア株式市場は6日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比41.08ポイント高(+1.49%)の2802.23で取引を終了した。2762.49から2802.23まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の上昇が好感され、資源銘柄を中心に買いが広がった。また、海外市場の上昇なども買い安心感を与えた。国内では、インフレ率の低下観測に伴う利下げ期待の高まりが好感された。2019年の消費者物価指数(CPI)上昇率について、政府が予想した3.8%を大幅に下回ると予測されている。

【インド】SENSEX指数 38963.84 -0.85%

22日のインドSENSEX指数は7営業日ぶりに反落。前日比334.54ポイント安(-0.85%)の38963.84、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同73.50ポイント安(-0.63%)の11588.35で取引を終えた。

中盤はプラス圏を回復する場面もあったが、その勢いは続かなかった。両指数とも前営業日までに6営業日続伸しており、足元での高値警戒感から利益確定売りが優勢となった。

【中国本土】上海総合指数 2954.38 +0.50%

22日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比14.76ポイント高(+0.50%)の2954.38ポイントと続伸した。

重要会議を前に政策期待が強まる流れ。中国共産党の重要会議「第19期中央委員会第4回全体会議(4中全会)」は、近く北京で開かれる予定だ。8月の日程公表時、経済対策は討議されないとの見通しだったが、「7-9月期GDP成長率の下振れなどを受け、今回は金融・経済についても話し合われる」との観測が浮上している。米中協議の進展も期待される状況。通商協議を巡っては、両国高官から楽観する発言が相次いでおり、これまでの協議は順調だったと伝わった。主要企業の四半期決算報告が始まり、業績動向を見極めたいとする慎重スタンスで買い手控えの場面がみられたものの、終盤に入り改めて買いの勢いが増している。

《CS》

提供:フィスコ

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