アルプス物流が大幅反発、株主優待制度を導入へ
アルプス物流<9055>が大幅反発している。30日の取引終了後、20年3月末時点の株主から株主優待制度を導入すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。毎年3月31日時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に一律でクオカード1000円分を贈呈するという。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算は、売上高512億2700万円(前年同期比2.1%減)、営業利益20億6600万円(同3.0%増)、純利益11億3300万円(同4.6%減)だった。国内グループ向け電子部品物流が減少した一方、生協関連の宅配や化粧品関連の商品センター業務の拡販で消費物流事業が好調に推移し増益を確保した。
なお、20年3月期通期業績予想は、売上高1060億円(前期比1.0%増)、営業利益47億円(同0.5%減)、純利益26億5000万円(同6.0%増)の従来見通しを据え置いている。