話題株ピックアップ【夕刊】(2):ソニー、SBG、サイバー

注目
2019年10月31日 15時17分

■ニチレキ <5011>  1,288円  +63 円 (+5.1%)  本日終値

30日に業績修正を発表。「上期経常を97%上方修正」が好感された。

ニチレキ <5011> が10月30日大引け後(15:00)に業績修正を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の7億円→13.8億円(前年同期は6.9億円)に97.1%上方修正し、増益率が0.6%増→98.3%増に拡大する見通しとなった。

⇒⇒ニチレキの詳しい業績推移表を見る

■プリマハム <2281>  2,678円  +107 円 (+4.2%)  本日終値

プリマハム<2281>が後場一段高となり年初来高値を更新した。同社はきょう午後2時頃に、20年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。営業利益は75億3100万円(前年同期比4.0%増)となり、通期計画141億円に対する進捗率は53.4%となった。売上高は2064億円(同0.7%増)で着地。消費者の低価格志向や企業間の競争激化など事業環境は厳しかったが、生産性の向上や原材料の安定確保などが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■ソニー <6758>  6,625円  +260 円 (+4.1%)  本日終値

ソニー<6758>が大幅反発で年初来高値を更新。30日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、営業利益を8100億円から8400億円(前期比6.1%減)へ、純利益を5000億円から5400億円(同41.1%減)へ上方修正したことが好感された。「プレイステーション4」販売台数見込みを見直したゲーム分野や、テレビの販売台数見込みを見直したエレクトロニクス分野の業績見通しを引き下げたことで、売上高予想は8兆6000億円から8兆4000億円(同3.1%減)へ下方修正したが、半導体分野で製品ミックスの改善やモバイル機器向けイメージセンサーの売り上げ見込みを上方修正したことが利益を押し上げるとしている。なお、下期の想定為替レートは1ドル=108円前後(従来想定108円前後)、1ユーロ=118円前後(同123円前後)としている。同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高4兆479億円(前年同期比2.1%減)、営業利益5098億8000万円(同17.3%増)、純利益3400億900万円(同14.9%減)だった。

■ソフトバンクグループ <9984>  4,190円  +150 円 (+3.7%)  本日終値

ソフトバンクグループ<9984>が反発、目先底入れの兆しを見せ始めた。シェアオフィス大手ウィーワークの経営問題に揺れ、株価は下値模索の動きが続いていたが、市場では「外資系による仕掛け的な売りがひとまず収まっている。10月下旬に入ってからも国内外の複数の証券会社が同社の投資判断を強気で出すところが多く、個人投資家の押し目に買い向かう動きが活発化し株価を支えている」(準大手証券ストラテジスト)という。

■イエローハット <9882>  1,774円  +57 円 (+3.3%)  本日終値

イエローハット <9882> が続伸。30日大引け後、20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の44億円→61.5億円に40.0%上方修正したことが買い材料視された。10月のタイヤ値上げや消費増税に伴う駆け込み需要が収益を押し上げる要因となった。併せて、通期の連結経常利益も従来予想の114億円→119億円に4.4%上方修正。増益率が3.8%増→8.3%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

■住友電設 <1949>  2,269円  +43 円 (+1.9%)  本日終値

住友電設<1949>が後場一段高となり、年初来高値を更新した。同社はきょう午後1時頃に、20年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益見通しは従来の111億円から119億円(前期比8.6%増)に引き上げた。売上高予想も1600億円から1650億円(同5.1%増)に上方修正。期初予想に対して工事が進捗していることや、工事の採算改善などが寄与するとしている。

■フタバ産業 <7241>  772円  +7 円 (+0.9%)  本日終値

フタバ産業<7241>が急伸、一時7月末につけた年初来高値782円を上回り、昨年10月以来となる800円台を回復した。同社が30日取引終了後に発表した。19年4~9月期業績は営業利益が前年同期比3.6倍となる59億7200万円と大幅な伸びを示した。これがポジティブサプライズとなり株価を強く刺激する格好となった。自動車マフラーのトップメーカーだが、主要取引先のトヨタグループ向けに高水準の伸びをみせており、これが業績に反映された。

■タダノ <6395>  990円  -166 円 (-14.4%)  本日終値  東証1部 下落率2位

30日に決算を発表。「今期経常を一転36%減益に下方修正」が嫌気された。

タダノ <6395> が10月30日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比28.0%増の72.6億円に伸びた。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の175億円→100億円(前期は156億円)に42.9%下方修正し、一転して35.9%減益見通しとなった。

⇒⇒タダノの詳しい業績推移表を見る

■サイバーエージェント <4751>  3,530円  -495 円 (-12.3%)  本日終値  東証1部 下落率3位

30日に決算を発表。「今期経常は2%減益へ」が嫌気された。

サイバーエージェント <4751> が10月30日大引け後(15:00)に決算を発表。19年9月期の連結経常利益は前の期比6.7%増の304億円に伸びたが、20年9月期は前期比1.6%減の300億円に減る見通しとなった。

⇒⇒サイバーエージェントの詳しい業績推移表を見る

■日新電機 <6641>  1,278円  -142 円 (-10.0%)  本日終値  東証1部 下落率8位

30日に決算を発表。「7-9月期(2Q)経常は24%減益」が嫌気された。

日新電機 <6641> が10月30日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比16.6%増の30.1億円に伸びたが、通期計画の140億円に対する進捗率は21.6%となり、5年平均の24.2%とほぼ同水準だった。

⇒⇒日新電機の詳しい業績推移表を見る

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