NY株式:NYダウ114ドル高、米中貿易摩擦への懸念後退

市況
2019年11月5日 7時00分

米国株式相場は上昇。ダウ平均は114.75ドル高の27462.11、ナスダックは46.80ポイント高の8433.20で取引を終了した。米中首脳会談の実現に向けた進展が示され、買いが先行。ロス米商務長官が中国通信機器メーカーの華為技術(ファーウェイ)に対する禁輸措置緩和を示唆したことから米中貿易摩擦への懸念が後退し、終日堅調推移となった。主要株価は最高値を更新した。セクター別では、エネルギーや半導体・半導体製造装置が上昇する一方で家庭用品・パーソナル用品や公益事業が下落した。

複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)は、経営再建への期待感から上昇。中国での売上比率の大きい建設機械のキャタピラー(CAT)や航空機メーカーのボーイング(BA)が堅調推移。ソフトウェアのブラックベリー(BB)は、一部アナリストによる投資判断引き上げを受け買われた。一方で、ファストフードのマクドナルド(MCD)は、スティーブ・イースターブルックCEOの解任を発表し下落。スポーツ用品のアンダーアーマー(UA)は、過去2年の会計慣行について連邦当局から調査を受けていることが明らかとなり急落となった。

マーケット終了後に配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズ(UBER)が発表した7-9月期決算は、売上高が予想を上振れ、一株損失は予想よりも縮小したものの、四半期損失が10億ドルを上回り、時間外取引で下落して推移している。

Horiko Capital Management LLC

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《FA》

提供:フィスコ

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