本日注目すべき【好決算】銘柄 シグマクシス、シップHD、いであ (5日大引け後 発表分)

注目
2019年11月6日 7時01分

5日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

シグマクシス <6088>   ★上期経常が100%増益、自社株買いの実施も発表

◆20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比99.8%増の9.9億円に拡大して着地。基幹業務システム(ERP)のクラウド化サービスやプロジェクト管理案件などの受注が伸びたことが寄与。通期計画の15億円に対する進捗率は66.6%に達しており、業績上振れが期待される。

併せて、発行済み株式数の0.96%に相当する20万株の自社株買いを実施すると発表。株主還元の拡充を好感する買いも期待される。

PS三菱 <1871>   ★上期経常を一転34%増益に上方修正

◆20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の9億円→22億円に2.4倍上方修正。従来の45.2%減益予想から一転して33.9%増益見通しとなった。手持ち工事の進捗が計画を下回ったものの、土木事業を中心に工事採算が改善したことが利益を押し上げた。

シップHD <3360>   ★上期経常を56%上方修正・7期ぶり最高益更新へ

◆20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の70億円→109億円に55.7%上方修正。増益率が6.0%増→65.1%増に拡大し、7期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。医療機関へのコンサルティングなどを手掛けるトータルパックプロデュース事業でプロジェクト案件が一部前倒しで計上されたほか、増税前の駆け込み需要が医療機器販売などで追い風となった。

宮地エンジ <3431>   ★上期経常を一転18%増益・最高益に上方修正

◆20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の17億円→24.8億円に45.9%上方修正。従来の19.4%減益予想から一転して17.6%増益を見込み、3期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなった。上期業績予想の上方修正は8月に続き、2回目。一部工事の設計変更が前倒しで契約となったことが利益を大きく押し上げた。

プロパティA <3464>   ★今期経常を一転5%増益・最高益に上方修正、配当も2円増額

◆20年3月期の経常利益を従来予想の10億円→14.5億円に45.0%上方修正。従来の27.8%減益予想から一転して4.7%増益を見込み、9期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。金融機関の融資姿勢や業界環境に対する不透明感を背景に、保守的に算出していたマンションの販売価格と販売戸数が想定より好調に推移することが寄与。コスト削減や生産性の向上も上振れに貢献する。

業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の21円→23円(前期は21円)に増額修正した。

新日本建物 <8893> [JQ]  ★上期経常が2倍増益

◆20年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.0倍の8.7億円に急拡大して着地。流動化事業でホテル物件の引き渡しが進んだほか、資産運用型マンションの一棟販売が伸び、56.3%の大幅増収を達成したことが寄与。

いであ <9768>   ★今期経常を45%上方修正・5期ぶり最高益更新へ

◆19年12月期の連結経常利益を従来予想の15.5億円→22.5億円に45.2%上方修正。増益率が7.0%増→55.3%増に拡大し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。大規模な海洋環境調査や豪雨対応を含む土壌汚染対策業務、再生可能エネルギー関連業務、防災・減災関連業務、インフラ施設の設計・維持管理関係業務などの受注が伸びることが寄与。工程管理の徹底や業務遂行の効率化による原価低減も利益を押し上げる。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.