昭電線HDが急伸、20年3月期業績予想を上方修正
昭和電線ホールディングス<5805>が急伸している。5日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、営業利益を65億円から73億円(前期比9.9%増)へ、純利益を45億円から48億円(同5.0%増)へ上方修正し、減益予想から一転して増益予想としたことが好感されている。
米中貿易摩擦などの影響を考慮し、売上高は1730億円(同2.4%減)を据え置いたものの、エネルギー・インフラ事業の建設関連向けや電力インフラの設備更新需要が堅調に推移する見通しであることが利益を押し上げるとしている。
なお、第2四半期累計(4~9月)決算は、859億7600万円(前年同期比0.7%増)、営業利益42億7300万円(同88.8%増)、純利益28億5600万円(同2.2倍)だった。
同時に、22年度を最終年度とする中期経営計画を策定したと発表。最終年度に売上高2000億円、営業利益100億円を目指すとしたことも好材料視されている。
最終更新日:2019年11月06日 10時18分