サンケン電が一時18%高、20年3月期最終利益増額受け東証1部値上がり率トップに
サンケン電気<6707>が急騰、一時18.5%高と異彩の上げ足をみせ東証1部値上がり率トップに買われる場面があった。半導体素子を手掛け、特にパワー半導体で強みを持つ。同社は6日取引終了後に20年3月期の最終利益を大幅上方修正、従来予想の6億円から19億円に増額しており、これを好感する買いを呼び込む形となった。自動車向け半導体デバイスの需要不振から今期業績は低迷見通しにあったが、事前に織り込みが進んでいた。そうしたなか、最終利益が見込みほど悪化しない状況が明らかになり、これを手掛かりに投資資金が流入している。