本日注目すべき【好決算】銘柄 ネットマーケ、CKD、総医研HD (12日大引け後 発表分)

注目
2019年11月13日 7時01分

12日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ネットマーケ <6175>   ★7-9月期(1Q)経常は15倍増益・上期計画を超過

◆20年6月期第1四半期(7-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比15倍の4.1億円に急拡大して着地。アフィリエイト広告の代理店事業でエステや人材関連などのサービス部門が好調だったことが寄与。前期に戦略投資を実行した恋愛・婚活マッチングサービス「omiai」を展開するメディア事業の営業損益が黒字に急浮上したことも利益拡大に貢献した。

上期計画の3.9億円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。

総医研HD <2385> [東証M]  ★上期経常を17%上方修正・14期ぶり最高益更新へ

◆20年6月期上期(7-12月)の連結経常利益を従来予想の2億9000万円→3億4000万円に17.2%上方修正。増益率が0.7%増→18.1%増に拡大し、14期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。化粧品事業でクリームマスクを中心とする越境EC関連商品の販売が伸び、売上高が計画を10.7%も上回ることが利益を押し上げる。

オロ <3983>   ★1-9月期(3Q累計)経常が18%増益で着地・7-9月期も2.2倍増益

◆19年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比17.8%増の10.3億円に伸びて着地。クラウドソリューション事業が収益を牽引した。新規顧客の獲得や既存顧客との取引拡大を背景に、主力のクラウドERP(基幹業務システム)「ZAC」の稼働ライセンス数が増えた。

システムサポ <4396>   ★7-9月期(1Q)経常は5.1倍増益で着地

◆20年6月期第1四半期(7-9月)の連結経常利益は前年同期比5.1倍の1.5億円に急拡大して着地。物流業の基幹システム更新案件やクラウドシステム導入案件の受注が拡大したほか、AI関連サービスを含むデータセンターの受託業務なども伸び、25.7%の大幅増収を達成したことが寄与。

アトラエ <6194>   ★今期経常は22%増で7期連続最高益更新へ

◆19年9月期の経常利益(非連結)は前の期比8.2%増の7億1300万円で着地。続く20年9月期も前期比22.0%増の8億7000万円に伸び、7期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は主力の成功報酬型求人サイト「Green」の高成長が継続するほか、組織改善ツール「wevox」の導入企業も伸び、30.1%の大幅増収を見込む。

トヨカネツ <6369>   ★上期営業は7.3億円の黒字に急浮上、自社株買いの実施も発表

◆20年3月期上期(4-9月)の連結営業損益は7.3億円の黒字(前年同期は0.5億円の赤字)に浮上して着地。物流ソリューション事業で空港向けや小売・生協向けの設備案件が伸びたうえ、大型案件の採算改善も利益を押し上げた。機械・プラント事業で過年度に計上した工事案件に係る引当金の戻し利益が発生したことも黒字浮上に貢献した。

併せて、発行済み株式数の5.6%にあたる50万株(金額で12.5億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。株主還元の拡充を好感する買いも期待される。

CKD <6407>   ★今期経常を2.6倍上方修正、配当も1円増額

◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の9.5億円→24.6億円に2.6倍上方修正。減益率が82.5%減→54.7%減に縮小する見通しとなった。延期されていた半導体設備投資が一部再開され、半導体関連向け流体制御機器などの販売が伸びる。自動機械部門の収益性改善が進むことも上振れに大きく貢献する。

業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の10円→11円(前期は28円)に増額修正した。

オーイズミ <6428>   ★上期経常は18倍増益・通期計画を超過

◆20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比18倍の8.5億円に急拡大して着地。パチスロ周辺機器で高機能なメダル自動補給やメダル貸機の販売拡大に注力したほか、規則改正に対応したパチスロ機の投入を本格化し、機器事業の収益が急拡大したことが寄与。

通期計画の7.5億円をすでに13.3%も上回っており、業績上振れが期待される。

東映 <9605>   ★上期経常を45%上方修正、通期も増額

◆20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の105億円→152億円に44.8%上方修正。映画興行で「劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』」が大ヒットしたほか、版権許諾では「ドラゴンボール」シリーズや「ワンピース」が国内外で好調だったことが寄与。

併せて、通期の連結経常利益も従来予想の192億円→245億円に27.6%上方修正。減益率が26.1%減→5.7%減に縮小する見通しとなった。

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