富士フイルムは全体地合い悪に逆行し大幅高、20年3月期最終利益増額を好感
富士フイルムホールディングス<4901>は全体地合い悪のなか、商いを伴い大幅高に買われ異彩を放っている。同社は12日取引終了後、20年3月期業績予想の修正を発表した。通期想定為替レートを1ドル=110円から108円に円高方向に修正した関係で売上高は減額したものの、最終利益を従来予想の1550億円から1620億円(前期比17%増)に上方修正しており、これが好感される形となった。利益増額は富士ゼロックスの完全子会社化により持ち分利益が増加することを反映したもの。