ログリーがS安ウリ気配、20年3月期業績予想を下方修正
ログリー<6579>がストップ安の2120円水準でウリ気配となっている。12日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、売上高を30億2900万円から25億6700万円(前期比8.2%増)へ、営業利益を1億9000万円から4400万円(同74.5%減)へ、純利益を1億2000万円から2600万円(同63.6%減)へ下方修正したことが嫌気されている。
ネイティブ広告プラットフォーム「LOGLY lift」において、7月1日以降のクリック率の実績が予想より下回り、また下期にかけてクリック率の改善が見込めないため、10月1日以降のクリック率の予想を引き下げた。これに伴い、クリック率の低下を改善するためのアルゴリズム改修を行う社内プロジェクトを立ち上げ、社内の技術開発のリソースを配分したことで、「よりよいネイティブ感のある動画広告の提供」のための技術開発の継続的なリソース配分が困難となり、動画広告の年間の目標売上高を引き下げたことなどが要因としている。
なお、第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高12億5300万円(前年同期比7.8%増)、営業利益2400万円(同76.4%減)、純利益1400万円(同75.0%減)と大幅減益で着地したが、従来予想の営業利益1800万円は上回った。