本日注目すべき【好決算】銘柄 メドピア、ベネフィJ、ベルトラ (13日大引け後 発表分)

注目
2019年11月14日 7時01分

13日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

メドピア <6095> [東証M]  ★今期経常は38%増で3期連続最高益更新へ

◆19年9月期の連結経常利益は前の期比46.2%増の5.5億円に伸びて着地。続く20年9月期も前期比38.1%増の7.6億円に拡大し、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はドクタープラットフォーム事業で主力の医師向けコミュニティサイトの会員拡大や医師向け人材サービスの拡充などに注力する。また、ヘルスケアソリューション事業では法人向けオンライン健康相談や特定保健指導の導入件数を伸ばす計画だ。

併せて、東証本則市場への市場変更申請に向けた準備を開始することを明らかにした。

シンクレイヤ <1724> [JQ]  ★今期経常を33%上方修正・19期ぶり最高益更新へ

◆19年12月期の連結経常利益を従来予想の6億円→8億円に33.3%上方修正し、19期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。ケーブルテレビ事業者の光ファイバーによる伝送路システムへの移行ニーズを取り込み、売上高が計画を上回ることが利益を押し上げる。

日本サード <2488> [JQ]  ★今期経常を43%上方修正

◆20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比3.1倍の2.2億円に急拡大し、従来の39.7%減益予想から一転して増益で着地。新人向けIT研修業務の受託やICTシステムの設計・構築案件などが大きく伸びたことが寄与。企業の自動化・省力化ニーズが旺盛なうえ、消費増税前の駆け込み需要も追い風となった。

上期業績の好調を踏まえ、通期の同利益を従来予想の2.5億円→3.6億円に43.1%上方修正。増益率が3.2%増→47.8%増に拡大する見通しとなった。

ベネフィJ <3934>   ★上期経常は46%増益で上振れ着地

◆20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比46.2%増の6.1億円に拡大し、従来予想の4.5億円を上回って着地。主力のMVNO事業でルーターとSIMカードをパッケージ化したモバイルWi-Fiの回線利用者数が拡大したほか、コミュニケーションロボットとSIMのパッケージの会員数も増加し、29.0%の大幅増収を達成した。

通期計画の9.3億円に対する進捗率は66.3%に達しており、業績上振れが期待される。

エンビプロ <5698>   ★7-9月期(1Q)経常は75%増益で着地

◆20年6月期第1四半期(7-9月)の連結経常利益は前年同期比75.3%増の4.8億円に拡大して着地。鉄スクラップ価格の下落や内外価格差を活用した販売契約獲得を背景に、グローバル資源循環事業の収益が急拡大したことが寄与。

通期計画の12.5億円に対する進捗率は39.1%に達しており、業績上振れが期待される。

ベルトラ <7048> [東証M]  ★1-9月期(3Q累計)経常は3.7倍増益・通期計画を超過

◆19年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比3.7倍の7億3900万円に急拡大して着地。ゴールデンウィークの大型連休を追い風に、主力サイトで海外・国内旅行の現地体験ツアーの予約数が伸びたことが寄与。増大する広告宣伝費や人件費などを吸収し、大幅増益を達成した。

通期計画の7億2900万円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。

小田原機器 <7314> [JQ]  ★1-9月期(3Q累計)経常は黒字浮上・通期計画を超過

◆19年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常損益は3億2000万円の黒字(前年同期は7億9300万円の赤字)に浮上して着地。路線バス向けの次世代型ICカード機器や運賃箱の新製品を投入したほか、首都圏を中心とした運賃収受システムの更新需要を取り込み、2.9倍の大幅増収を達成したことが寄与。

通期計画の2億0100万円をすでに59.2%も上回っており、業績上振れが期待される。

建設技研 <9621>   ★1-9月期(3Q累計)経常が47%増益、対通期計画97%進捗

◆19年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比47.3%増の34.9億円に拡大して着地。相次ぐ自然災害の発生で被災地の復旧・復興案件が増加したほか、インフラ維持管理の受注も拡大したことが寄与。

通期計画の36億円に対する進捗率は96.9%に達しており、業績上振れが期待される。

ジシステム <9758> [JQ]  ★1-9月期(3Q累計)経常は4.1倍増益・通期計画を超過

◆19年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比4.1倍の6.8億円に急拡大して着地。行政経営支援サービスの導入先で改元対応による特需が発生したほか、システム更新案件が複数あったことが寄与。前年同期に発生した首都圏エリアのオフィス統合や増床などの関連費用がなくなったことも増益に大きく貢献した。

通期計画の5.1億円をすでに32.2%も上回っており、業績上振れが期待される。

日本KFC <9873> [東証2]  ★上期経常は5.1倍増益・通期計画を超過

◆20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比5.1倍の27.6億円に急拡大して着地。割安なセットメニューや新商品の投入などが奏功し、ケンタッキーフライドチキンの既存店売上高が前年同期比で2ケタ増を達成したことが寄与。経費削減を進めたことも大幅増益に貢献した。

通期計画の14億円をすでに97.6%も上回っており、業績上振れが期待される。

併せて、発行済み株式数の1.57%にあたる35万9239株の自社株を消却すると発表。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.