前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2019年11月20日 5時20分

■SMC <6273>  48,440円 (-1,430円、-2.9%)

SMC <6273> が1000円を超える下げとなったほか、安川電機 <6506> 、ファナック <6954> などFA関連が軟調。米中協議の先行きに思惑が錯綜しているが、前日に米CNBCが「北京側の雰囲気は悲観的だ」と伝え、これが中国への売上高比率の高いFA関連株にはネガティブに作用している。足もと、外国為替市場で1ドル=108円台半ばまで円高に振れていることで、輸出採算改善への期待も後退している。

■国際石開帝石 <1605>  1,020.5円 (-13円、-1.3%)

国際石油開発帝石 <1605> が軟調。18日の米国株市場ではNYダウは最高値を更新したものの上値が重く、シェブロンや、エクソンモービルなどエネルギー関連株は大きく値を下げ、全体指数にマイナス寄与する形となった。WTI原油先物価格が67セント安の1バレル=57ドル5セントと値を下げており、これが嫌気された形。東京市場でも同社株など原油価格と連動性の高い銘柄に売りを誘発している。

■東京エレクトロン <8035>  22,870円 (-290円、-1.3%)

東京エレクトロン <8035> 、SUMCO <3436> 、信越化学工業 <4063> など半導体関連株に売りが優勢となった。18日の米国株市場ではNYダウやナスダック総合指数など主要株価指数は最高値を更新したものの、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は反落した。半導体市況の回復を背景に関連株を買う動きが強まっていたが、目先は上昇一服感が出ており、東京市場でも足もと円高方向に振れるドル・円相場を横目に半導体関連は利益確定の動きを誘発している。

■トヨタ自動車 <7203>  7,754円 (-82円、-1.1%)

トヨタ自動車 <7203> 、ホンダ <7267> など自動車株が軟調。外国為替市場ではここドル買い円売りの動きが強まり、18日に1ドル=109円台まで円安が進んだが、18日午後10時過ぎから円が買い戻される流れとなった。足もとは1ドル=108円50銭台まで円高方向に押し戻されており、これが株価にネガティブに働いた。ドル円相場はやや荒い値動きとなっているが、為替感応度の高い自動車株はこれを横目に神経質な株価動向を強いられている。

※19日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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