東京株式(前引け)=反発で高値圏着地、中国景気減速懸念の後退で買い優勢
2日前引けの日経平均株価は前営業日比257円97銭高の2万3551円88銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は4億5148万株、売買代金概算は7933億7000万円。値上がり銘柄数は1507、対して値下がり銘柄数は543、変わらずは104銘柄だった。
きょう前場の東京市場は買い優勢の展開となり、日経平均は寄り後も買いが続き心理的フシ目の2万3500円台に浮上、その後も目先筋の戻り売りをこなし、前場のほぼ高値圏で着地した。米中貿易協議の先行きに対する警戒感はあるものの、直近発表された中国の経済指標が堅調だったことを受け、リスクを取る動きが強まった。東証1部全体の7割の銘柄が上昇したが、売買代金は8000億円を下回るなど低調だった。
個別では任天堂<7974>が売買代金トップで上昇したほか、ファーストリテイリング<9983>も高い。村田製作所<6981>、太陽誘電<6976>、キーエンス<6861>なども買われた。ダブル・スコープ<6619>が値を飛ばし、大研医器<7775>はストップ高となった。半面、アドバンテスト<6857>が冴えず、スズキ<7269>も軟調。トリケミカル研究所<4369>は値下がり率トップに売られた。ファルテック<7215>も大きく利食われた。