東京株式(前引け)=反落、米株安とアジア株安受け目先利益確定の動き

市況
2019年12月3日 11時47分

3日前引けの日経平均株価は前営業日比201円23銭安の2万3328円27銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は5億3188万株、売買代金概算は9390億4000万円。値上がり銘柄数は332、対して値下がり銘柄数は1742、変わらずは81銘柄だった。

きょう前場の東京市場は前日に米国株市場でNYダウなど主要株指数が大きく下げたことを受け、目先利益確定の売り圧力が顕在化した。米国では11月のISM製造業景況感指数が市場コンセンサスを下回ったことで、景気先行きに対する期待感がやや後退、外国為替市場では円高に振れており、東京市場でも輸出株中心に風向きが悪い。米国との貿易摩擦問題が南米に飛び火するとの見方も買いを手控えさせ、取引時間中は中国や香港などアジア株市場が総じて軟調なことも影響した。ただ、日経平均は寄り後すぐに前場の安値を形成、その後は押し目買いに下げ渋る動きをみせている。東証1部全体の8割の銘柄が値を下げた。売買代金は1兆円を割り込んでいる。

個別ではソフトバンクグループ<9984>が軟調、ファーストリテイリング<9983>も売りに押された。太陽誘電<6976>も安い。ピジョン<7956>が急落、幸楽苑ホールディングス<7554>、アイスタイル<3660>なども値を下げた。半面、売買代金トップの任天堂<7974>が全体相場に逆行高、ソニー<6758>も堅調。レーザーテック<6920>も買い優勢。本多通信工業<6826>が大幅高、阿波製紙<3896>はストップ高に買われた。木村化工機<6378>なども物色人気となった。

出所:MINKABU PRESS

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