外為サマリー:108円60銭台に軟化、米中協議の行方に警戒続く
4日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=108円61銭前後と前日午後5時時点に比べ40銭強のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=120円28銭前後と同50銭強のユーロ安・円高で推移している。
ドル円は午前10時過ぎに108円48銭まで下落後、午後2時30分過ぎに108円62銭まで値を戻したが、上値の重い展開が続いた。米下院がウイグル人権法案を可決したことが報道されたことから、米中通商協議への影響が懸念された。同法の成立に伴い、中国外務省は対抗措置を講じるとの声明を発表している。また、今晩は米4月11月ADP雇用統計と同ISM非製造業景況感指数の発表が予定されていることも買い手控え要因となった。
ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1075ドル前後と横ばい圏で推移している。