米国株見通し:米中めぐる動向に振らされる展開継続

市況
2019年12月4日 18時40分

S&P500先物  3102.25(+11.25) (18:10現在)

ナスダック100先物  8295.75(+44.50) (18:10現在)

18時10分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は堅調推移。NYダウ先物は100ドル高ほどで推移している。欧州株式市場は大方上昇。時間外取引のNY原油先物は前日比0.50ドルほどの上昇で推移。こうした流れを受け、4日の米株式市場は買い先行で始まりそうだ。

「米中、貿易合意近づく」との一部報道をきっかけに、状況が一変したような展開になっている。アジア取引時間までは、米トランプ政権の関税攻勢が強まるなか、米下院のウイグル人権法案可決を受けて、中国が「米国は香港人権法と新彊法案めぐり代償を払うことになるだろう」と反発し、米中対立の激化やら、米中貿易協議の先行き不透明感が増すやらの懸念が強まる状況になっていた。この後も現在の展開がこのまま続くか分からない。NY原油先物は、米国内の原油在庫の減少予想から買い優勢の展開が見込まれる。

本日発表となる米国の経済指標は、11月ADP雇用統計、11月サービス業PMI改定値、11月ISM非製造業景況指数。なかでも、ADP雇用統計(民間雇用者数)は前回を上回る増加が予想され、ISM非製造業景況指数も前回大幅反発した勢いを維持すると予想されており、株式市場にはポジティブな材料になる可能性がある。

《KK》

提供:フィスコ

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