来週の為替相場見通し=米中協議の結果次第の展開に

通貨
2019年12月6日 18時07分

来週の外国為替市場のドル円相場は、15日に予定されている米国の対中「追加関税第4弾」発動が迫るなか、米中協議の結果に左右される展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=107円50~109円50銭。

米中協議は新年まで延期され第4弾の追加関税は見送られる、という見方が市場には多い。この場合、ドルは109円を目指す展開が予想される。ただ、米中協議が決裂した場合、108円割れへ一気にドル安・円高が進むことが見込まれる。12日には英国議会選挙が予定されている。ブレグジット(英国のEU離脱)の帰趨を決めることになり、英保守党が勝利した場合、EU離脱の可能性が高まり欧州通貨は下落基調となることが予想される。ただ、英議会選が米中協議の結果が判明する前となった場合、ドル円相場の反応は限られたものになる可能性もある。

米連邦公開市場委員会(FOMC)が10~11日に予定されているが、今回は現状維持の見通し。むしろ米中の経済指標への関心が高く10日の中国11月消費者物価や13日の米11月小売売上高などは関心を集めそうだ。国内では9日に7~9月期GDP確定値、13日に12月の日銀短観が発表される。

出所:MINKABU PRESS

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