マザーズ先物見通し：上値の重い展開か、重要イベントやIPO続き
本日のマザーズ先物は、上値の重い展開となりそうだ。前日の米国市場では、米国で低金利政策の継続が決まったことなどから主要3指数は揃って小反発。シカゴの日経225先物も値を上げており、今週の注目イベントの一つであるFOMCを無難に通過したことからも朝方のマザーズ先物は買いが先行して始まりそうだ。ただ、週末のメジャーSQや対中関税発動期限を控えるなか、円相場は一時1ドル＝108円台半ばまで円高が進んでおり、積極的にマザーズ市場の上値追いを想定する向きは乏しくなる可能性がある。また、本日は同市場にメドレー<4480>が新規に上場する。前日のマクアケ<4479>に続いて、足元のIPO銘柄に対する投資家の関心の高さが窺える地合いから、懸念される指数寄与度の比較的大きい銘柄群からの資金流出などもマザーズ先物にとっては上値の重しとなろう。上値のメドは910.0pt、下値のメドは900.0ptとする。
《SK》
提供：フィスコ