注目銘柄ダイジェスト(前場):INSPEC、菊池製作所、ナガオカなど

市況
2019年12月12日 11時51分

INSPEC<6656>:2662円(+500円)

ストップ高で年初来高値を更新。東海東京証券では投資判断を新規に「アウトパフォーム」、目標株価を3000円としている。5Gや自動車のCASE対応など取り巻く技術革新は業容拡大に追い風になっていると指摘。5Gスマホ、5G基地局、新型PKG基板の需要が20年から急増するため、第3四半期以降のR2R型検査装置の受注好転を想定している。22年4月期営業利益は6億円、24年4月期は11億円を予想へ。

コナカ<7494>:422円(+13円)

大幅続伸。11月8日の決算では未定としていた20年9月期業績見通しを公表、ポジティブに捉える動きが優勢となっている。上半期営業利益は19.1億円で前年同期比3.7%増益、通期では8.3億円で前期比11.4倍の水準を見込んでいる。株価が安値圏にあったなか、期待通りの収益回復見通しを受けて、収益底打ち感などが強まる状況になっているもよう。

テレビ朝日HD<9409>:2105円(+78円)

大幅続伸。東映<9605>を持分法適用会社化すると9日に発表以降、上昇ピッチが速まる展開になっている。本日はゴールドマン・サックス証券が投資判断を新規に「買い」としており、追加の買い材料と捉えられる形にも。目標株価は2500円に設定している。インターネット事業参入への取り組みが相対的に積極的であること、地方局資産の活用余地が高いキー局であることなどのポジティブな面を反映としている。

菊池製作所<3444>:752円(-57円)

大幅に4日ぶり反落。20年4月期第2四半期累計(19年5-10月)の営業損益を0.08億円の黒字(前年同期実績は0.20億円の赤字)と発表している。ロボット・装置等が伸長した半面、試作・金型製品などが落ち込んだ。通期予想は前期比123.7%増の2.56億円の黒字で据え置き。進捗率は3.1%にとどまっており、計画未達への懸念から売りが広がっている。株価が25日、200日の各移動平均線を下回ったことも下落に拍車を掛けているようだ。

東エレク<8035>:23295円(+870円)

大幅続伸。米SOX指数が2.2%高となって約1カ月ぶりに史上最高値を更新しており、東京市場でも同社やSUMCO<3436>、アドバンテスト<6857>など半導体関連株の強い動きが目立っている。SEMIが10日に発表した半導体製造装置の市場見通しなどが引き続き買い材料視されているもよう。19年、20年の市場見通しを引き上げ、2021年の世界市場は668億ドルとなり、過去最高を更新すると予想している。

ナガオカ<6239>:2287円(+130円)

上場来高値を更新。1万株(約0.22億円)を上限に自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は0.3%。11日終値(2157円)で、12日朝の立会外取引(ToSTNeT-3)で買付けを委託する。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を可能にすることが目的。同社は11月26日にも3万5000株の自社株を取得しており、積極的な株主還元策として好感されているようだ。

メドレー<4480>:1301円

公開価格(1300円)を30円下回る1270円で初値を付けた。会社設立は09年6月5日。主な事業は人材採用システム、クラウド診療支援システム、医療メディアなど医療ヘルスケア領域でのインターネットサービス。19年12月期の営業損益予想は0.80億円の黒字(前期実績は単体ベースで1.00億円の赤字)。人材プラットフォーム事業などが伸長すると見込む。第3四半期累計の実績は4.28億円の黒字で、既に通期予想を上回っている。

《ST》

提供:フィスコ

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