<動意株・16日>(前引け)=ニレコ、ツクルバ、ウエスコHD

材料
2019年12月16日 11時35分

ニレコ<6863>=大きくマドを開け3連騰。同社は産業用制御機器や計測機器の製造・販売を手掛けるが、鉄鋼メーカー向けなど高水準の受注残を武器に足もとの収益成長は加速局面にあり、前19年3月期営業利益は前の期比27.4%増の8億9800万円、19年4~9月期も前年同期比26%増と好調が続いている。PBR0.7倍と株価指標面で解散価値を3割も下回っている割安株にもかかわらず、M&Aに積極的で業容拡大が続いている。光学技術の研究開発企業を傘下に収め、既存のレーザー技術に磨きをかけている。画像処理分野で高い技術力を持っていることも、ポイントとなっている。

ツクルバ<2978>=急反発。前週末に急落したが、その下げを一気に取り戻す勢いで切り返しに転じている。大規模改修した中古マンションの流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」を運営、アクティブ会員数の増加に注力中。首都圏のマンション取引で中古物件の取引が活発化しており収益環境には追い風が吹く。同社が前週末13日取引終了後に発表した19年8~10月期決算は営業利益が2400万円で着地した。また、スター・マイカグループとリノベーション販売事業で業務提携したことを発表しており、これによる業容拡大効果に期待した買いを呼び込んでいる。

ウエスコホールディングス<6091>=一時ストップ高。同社は西日本を地盤に総合建設コンサルティングを展開するが、国土強靱化の政策恩恵などを背景に収益機会が高まっている。13日取引終了後に発表した19年8~10月期決算は、売上高が前年同期比18.6%増の20億2000万円と大幅に伸び、営業利益は1億2600万円(前年同期は700万円)と急拡大した。これを手掛かり材料に投資資金が集中する格好となっている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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