サンバイオはS安ウリ気配、「SB623」の承認申請延期と大日本住友とのライセンス解消を引き続き懸念
サンバイオ<4592>は前日のストップ安に続き、この日もストップ安の2745円水準でウリ気配となっている。前週末13日の取引終了後、再生細胞薬「SB623」の日本における外傷性脳損傷適応での承認申請を20年1月期中から21年1月期中に延期したほか、大日本住友製薬<4506>との北米における慢性期脳梗塞を対象とした共同開発を中止し、ライセンス契約を解消すると発表しており、引き続きこれらによる先行き不透明感を嫌気した売りが出ているようだ。なお、16日の取引終了後に発表した資料によると、今後の期脳梗塞の開発資金については、資金状況を精査した上で、必要に応じてプロジェクトファイナンス、銀行借入、助成金、ライセンスアウトなどをエクイティファイナンスに優先し検討するとしている。