話題株ピックアップ【夕刊】(3):岡本硝子、パピレス、アイリッジ
■岡本硝子 <7746> 243円 +19 円 (+8.5%) 本日終値
岡本硝子<7746>が急反発。きょう付けの化学工業日報で、「ガラスフリット事業で新市場を開拓する」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。記事によると、積層チップインダクタ向けに提案する低誘電タイプのガラスフリットは、高周波領域で安定した性能を発揮できるのが強みで、5G対応部品や車載ミリ波レーダー用途などを見込むという。また、全固体電池向けガラスフリット開発にも取り組むとしている。
■パピレス <3641> 2,082円 +128 円 (+6.6%) 本日終値
パピレス<3641>が5日続伸。この日の午前中、電子書籍レンタルサイト「Renta!」で、中国発の人気ファンタジー作品「その魔女を放せ」の配信を開始したと発表しており、これが好感された。同作品は、中国国内最大の正規版電子書籍プラットフォームである閲文グループ発で、中国国内では累計閲覧数20億回を超える人気作品。なお日本における販売は、Renta!が初となる。
■アイリッジ <3917> 1,426円 +82 円 (+6.1%) 本日終値
アイリッジ<3917>が6日続伸。同社は19日、南海電気鉄道<9044>の利用者向けアプリの開発を支援したと発表。これが新たな買い手掛かりとなったようだ。南海アプリは、列車がどこにいるかリアルタイムで確認できる「列車走行位置」や、乗り換え路線や停車する列車の種別、これから来る列車の時刻などが確認できる「駅情報」、遅延情報などをお知らせする「運行情報通知」機能に対応した鉄道利用者向けアプリ。このアプリには、アイリッジの顧客データ分析プラットフォーム「FANSHIP」が組み込まれている。また、同日には「FANSHIP」が農林中央金庫(東京都千代田区)の「JAバンクアプリ」に導入されたことも明らかにしている。
■クリップ <4705> 850円 +44 円 (+5.5%) 本日終値
19日、クリップコーポレーション <4705> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の9.7%にあたる40万株(金額で3億2240万円)を上限に、12月20日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。
■日本BS放送 <9414> 1,173円 +44 円 (+3.9%) 本日終値
日本BS放送<9414>が5日続伸。この日、20年1月クールも継続的にアニメコンテンツを強化すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。全国無料放送としては圧倒的なタイトル数となる、アニメ関連で全40タイトルを放送するほか、アニメやゲームの最新情報を送る「アニゲー☆イレブン!」や、毎週多彩なゲストを迎え、アニメソングを番組オリジナルアレンジでスタジオ生演奏で放送する「Anison Days」などのアニメ関連オリジナル番組もパワーアップするとしている。コンテンツとしてのアニメ人気が引き続き高いだけに、関心を高めそうだ。
■ソルクシーズ <4284> 977円 +32 円 (+3.4%) 本日終値
ソルクシーズ<4284>が続伸。19日の取引終了後、従来10~15円を予定していた19年12月期の期末一括配当予想を16円に増額修正しており、これを好材料視した買いが入った。なお、前期実績に対しては1円の増配になる予定だ。
■ディア・ライフ <3245> 580円 +15 円 (+2.7%) 本日終値
ディア・ライフ<3245>が続伸。19日の取引終了後、東京都新宿区の販売用不動産を売却すると発表したことが好感された。売却価格の詳細は非開示としているが、19年9月期連結売上高198億6600万円の10%以上に相当する額という。なお、売り上げ計上は20年9月期第1四半期を予定している。
■日本テレホン <9425> 531円 +13 円 (+2.5%) 本日終値
日本テレホン<9425>が高い。午前11時ごろ、筆頭株主である兼松コミュニケーションズ(東京都渋谷区)とリユースモバイル事業に関する業務提携契約を締結すると発表したことが好感された。今回発表された業務提携では、兼松コミュニケーションズが有する法人顧客への「リユースモバイル商材」(中古スマートフォン、タブレットなど)の端末提供や付帯サービスの提供、日本テレホンが有するリユースモバイル端末の買い取り連携パッケージを提供することによる、法人サービスプラットフォームの強化などを連携して行うという。なお、20年4月期業績への影響は軽微としている。
■イード <6038> 989円 +23 円 (+2.4%) 本日終値
イード<6038>が3日ぶりに反発。同社は19日、学研ホールディングス<9470>のグループ会社である学研プラスからアニメ専門誌「アニメディア」などのアニメ関連事業を取得することで基本合意したと発表。同社は今後、アニメ関連のマーケティングを強化する一方、自社が掲げる「メディアの360度ビジネス展開」を目指し、番組制作・配信、イベント展開、音声やVTuber、海外展開などの新領域の開拓を積極的に進める意向。5G時代も睨んだコンテンツを取り揃えることで、日本を代表するコンテンツであるアニメの成長に寄与していくとしている。
●ストップ高銘柄
JTOWER <4485> 3,800円 +700 円 (+22.6%) ストップ高 本日終値
ダイトーケミックス <4366> 602円 +100 円 (+19.9%) ストップ高 本日終値
日本ロジテム <9060> 5,000円 +700 円 (+16.3%) ストップ高 本日終値
以上、3銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース