話題株ピックアップ【夕刊】(2):CKD、LINE、村田製

注目
2019年12月24日 15時14分

■CKD <6407>  1,868円  +32 円 (+1.7%)  本日終値

CKD<6407>が続伸。東海東京調査センターが23日付で、投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」とし、目標株価を1230円から2140円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同センターでは、20年1~3月期より業績へ前年比増収に転じると見込んでおり、20年3月期の営業利益を前年比47%減の29億円と会社計画の25億円を上回ると予想。また、続く21年3月期は前年比2.4倍の70億円と急回復を見込んでおり、株価は回復期待から実績としての回復を織り込む段階へと移行すると予想している。

■LINE <3938>  5,350円  +90 円 (+1.7%)  本日終値

LINE<3938>は上値指向にある。同社とZホールディングス<4689>は23日、経営統合で最終合意したことを発表。LINEに対し、ソフトバンク<9434>と韓国ネイバーが共同で行うTOB価格は1株5380円に決まったことで、この水準を意識して買いが優勢となった。

■セントラル硝子 <4044>  2,732円  +42 円 (+1.6%)  本日終値

セントラル硝子<4044>が反発。23日の取引終了後、米国子会社ノースウエスタン・インダストリーズ社が行う米国建築用加工ガラス事業から撤退すると発表しており、収益改善への期待から買われたようだ。20年12月末をメドに各種手続きを完了させる予定という。なお、20年3月期業績への影響は現在精査中としている。

■東芝機械 <6104>  2,984円  +41 円 (+1.4%)  本日終値

東芝機械<6104>が続伸。同社はきょう、TBM(東京都中央区)から薄物用延伸フィルム製造装置を受注したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。TBMは、海洋プラスチックの削減や資源保全問題への意識が高まるなか、地球上にほぼ無尽蔵にある石灰石から紙やプラスチックの代替となる新素材LIMEX(ライメックス)の開発、製造、販売を展開している企業。LIMEXの薄膜化・高強度化などの機能化を実現するため、同社の装置が活用される。

■メディアドゥ <3678>  4,265円  +45 円 (+1.1%)  本日終値

メディアドゥホールディングス<3678>が3日続伸で連日の年初来高値更新。全体相場は主力株の上値が重く手控えムードが強いが、日経平均とは全く軌道を異にした上昇トレンドを続けている。電子書籍の取次で国内首位にあり、自社開発の運営システムなどを強みに業績を伸ばしている。出版不況が言われて久しいが、電子書籍に限って言えばユーザー数はうなぎ上りで市場規模拡大が加速している状況だ。ひと頃問題となった海賊版についても、取り締まりが進んでおり同社の収益環境も良化している。業績面では19年2月期に36%増収、58%営業増益と高変化をみせたが、20年2月期も営業2%増益予想と成長を継続、トップラインについては19%増と2ケタ増収が続く見通しにある。

■西松屋チェーン <7545>  953円  +9 円 (+1.0%)  本日終値

西松屋チェーン<7545>はしっかり。23日の取引終了後に発表した12月度(11月21日~12月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比0.2%増と小幅ながら2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。後半に気温が高く推移したことで冬物衣料の売り上げが伸び悩んだものの、月を通じて育児・服飾雑貨が好調に推移したことが牽引した。なお、全店売上高は同0.7%増だった。

■ツクイ <2398>  577円  +4 円 (+0.7%)  本日終値

ツクイ<2398>は4日続伸。23日取引終了後、介護事業を展開するアサヒサンクリーン(静岡県静岡市)から、訪問介護事業を取得することを発表しており、これが好感されたようだ。同社は今回、アサヒサンクリーンの訪問介護事業所10カ所(予定)を譲り受けることにより、在宅事業の拡大や地域戦略の推進に寄与するものとしている。なお、取得期日は20年4月1日としており、21年3月期以降連結業績に与える影響は適切に開示するとしている。

■村田製作所 <6981>  6,543円  +42 円 (+0.7%)  本日終値

村田製作所<6981>、太陽誘電<6976>、日東電工<6988>など電子部品株が総じて高い。米国株市場ではアップル株が上昇基調を続けており、前日も1.6%高で上場来高値を更新した。同社の5G対応iPhoneにマーケットの期待が高まっており、これを受けて有力サプライヤーである日本の大手電子部品メーカーにも連想買いが流入している。

■ファナック <6954>  20,525円  +90 円 (+0.4%)  本日終値

ファナック<6954>、安川電機<6506>、ダイフク<6383>など買い優勢の展開。前日の米国株市場ではNYダウをはじめ主要株3指数が続伸し、いずれも過去最高値を更新したが、その背景には中国による来年1月からの関税引き下げ決定などで米中協議進展への期待が高まったことがある。ボーイングやキャタピラーなども買われており、東京市場でも中国向け売上高比率の高いFA関連銘柄に物色の矛先が向いている。

■ハイデイ日高 <7611>  2,128円  -34 円 (-1.6%)  本日終値

ハイデイ日高<7611>が続落。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「2019年3~11月期の単独営業利益は前年同期比15%減の31億円程度だったようだ」と報じられており、3~11月期として2年連続の減益となったとの観測が弱材料視された。記事によると、人件費の上昇に加えて、消費税増税に合わせて行ったキャンペーンなどの影響でコストがかさんだとしており、20年2月期通期業績予想の下方修正への警戒感が売りにつながったようだ。

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