EG Research Memo(5):クラウド型セキュリティサービスのグレスアベイルを子会社化

特集
2019年12月24日 17時50分

■成長戦略

イー・ガーディアン<6050>は2019年8月、グレスアベイル(本社:東京都中央区、代表取締役:澤井祐史)の第三者割当増資を引き受け、株式の64.3%を取得し子会社化した。グレスアベイルは「日本発のサイバーセキュリティ創造へ」をスローガンに国産クラウド型セキュリティ製品を自社開発し、高品質なサービスを提供している。また、同社の徳丸浩(とくまる ひろし)氏(EGセキュアソリューションズ代表取締役)がグレスアベイルの取締役に就任し、開発を監修することで、さらに導入効果が高く使いやすいサービスを目指す。既に2019年11月には、その協業の成果として次世代クラウド型WAF※サービス「GUARDIAX」SaaS 版が開発・提供されており、AIによる自動解析防御などの先進技術が順次追加される予定だ。

※Web Application Firewall

徳丸氏は、Webセキュリティ分野の第一人者である。ソフトウェア開発者としてキャリアをスタートさせ、2008年にWebアプリケーションセキュリティを専門分野とするHASHコンサルティング(現EGセキュアソリューションズ)を設立し、脆弱性診断やコンサルティング業務を行う企業のリーダーとして活躍。業務のかたわら、出版、講演、ブログ、勉強会などを通じてセキュリティの啓蒙活動を積極的に行っている。多数の著書があり、「体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方」(SBクリエイティブ)はWeb系エンジニアの必読書である。

近年、多くの個人情報漏洩や仮想通貨の流出、キャッシュレス決済の不正利用などのセキュリティ問題が発生し、サイバー攻撃への対応が企業活動における大きなリスクとして注目されている。同社としては、サイバーセキュリティ領域を次代を担う成長分野と捉えており、脆弱性診断などネットセキュリティ(人的サービス)とクラウド型セキュリティ(自動、機械的サービス)の両輪で市場を開拓する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

《SF》

提供:フィスコ

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