サンバイオが目先リバウンド局面に、売買代金は全市場を通じて第3位
サンバイオ<4592>が続伸、売買代金はマザーズ市場で断トツ、東証1部を含めた全市場ベースでもソフトバンクグループ<9984>、任天堂<7974>に次ぐ第3位となっている。
同社が開発を進めている脳神経再生細胞薬「SB623」について、日本における外傷性脳損傷適応での承認申請を20年1月期中から21年1月期中に延期したほか、大日本住友製薬<4506>との北米における慢性期脳梗塞を対象とした共同開発契約を解消したことがネガティブサプライズとなり、株価は今月16日から急落の展開を余儀なくされた。2日連続ストップ安配分を経て寄り付いた後も売りに押される展開を強いられていたが、前日に8日ぶりに小反発。きょうも目先売り圧力が緩んだところでリバウンド期待の買いが厚みを増してきた。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は前週末20日に同社株の目標株価を従来の6100円から4500円に引き下げたものの、現在の株価が下げ過ぎていることでレーティングの「オーバーウエート」は継続した。また直近では、SMBC日興証券が24日付で投資判断を3段階で最上位に引き上げたことが市場で話題となっており、目先筋の買いを誘導する背景となっているもようだ。
最終更新日:2019年12月25日 11時04分