明日の株式相場戦略=実質新年相場に、親子上場関連など注目も

市況
2019年12月26日 17時28分

明日の東京株式市場は、受け渡しベースで実質新年相場入りとなるなか、高値圏での底堅い展開が予想される。

海外市場はクリスマスの休日明けとなるが、依然、市場参加者は限られそうだ。特に、東京市場は30日の大納会まで残り2営業日となり、薄商い状態は続きそうだ。そんななか、市場では12月期末の配当再投資への期待が出ている。海外投資家が徐々に市場に戻るなか、先物を中心に買いが入ることも期待される。

年内の日経平均株価は2万4000円を回復して取引を終えることができるか、どうかが焦点。このなか、市場では「5G」関連株を物色する動きがあり、村田製作所<6981>や信越化学工業<4063>などが見直されている。

また、この日の取引終了後にJ.フロント リテイリング<3086>がパルコ<8251>を完全子会社化することを発表した。親子上場の解消の流れにも乗るとみられ、富士通<6702>グループの富士通フロンテック<6945>やFDK<6955>、住友化学<4005>グループの神東塗料<4615>や広栄化学工業<4367>などが再度、思惑売買で物色される可能性もある。

明日は早朝に11月失業率や有効求人倍率、同鉱工業生産などが発表される。12月開催分の日銀金融政策決定会合の「主な意見」も公表される。また、ニトリホールディングス<9843>やケーヨー<8168>などの決算が発表される。(岡里英幸)

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2019年12月27日 07時56分

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