NY株式:NYダウ32ドル高、大手行決算好感も対中関税の維持観測を警戒視

市況
2020年1月15日 7時00分

米国株式相場はまちまち。ダウ平均は32.62ドル高の28939.67、ナスダックは22.60ポイント安の9251.33で取引を終了した。朝方は利益確定の動きからS&P500やナスダックで売りが先行したものの、複数の大手行決算が好感され、上昇に転じた。しかし、米中貿易交渉での第一1段階目の合意署名を明日に控える中、対中関税は米大統領選後まで維持されることが伝わり、第二段階目以降の交渉への先行き不透明感から上げ幅を縮小する展開となった。セクター別では、耐久消費財・アパレルや医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方でテクノロジー・ハード・機器やソフトウェア・サービスが軟調。

大手行のJPモルガン(JPM)及びシティグループ(C)は、トレーディングを中心に決算内容が好調となり上昇。一方で、ウェルズファーゴ(WFC)は、巨額の訴訟費用が業績を圧迫し、軟調推移。航空大手のデルタ航空(DAL)は、決算が予想を上回り堅調推移。電気自動車のテスラ(TSLA)は、ドイツ銀行が目標株価を引き上げ、買われた。医療機器のボストン・サイエンティフィック(BSX)は、決算内容が嫌気され下落した。

代替肉食品メーカーであるビヨンド・ミート(BYND)は、中国市場進出への観測が強まっており、年初から株価は50%を超す上昇となっている。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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