マザーズ先物見通し:手掛かり材料に乏しく模様眺めムードの強い展開か

市況
2020年1月15日 8時27分

本日のマザーズ先物は、米中による通商協議の第1弾合意に関する署名を目前に、様子見気分が強まりそうだ。市場では「相場はこれまで、合意期待の高まりから上昇してきただけに、署名以上の好材料は見込みづらく、手掛かり材料に欠ける」との声が聞かれる。また、前日の米国市場も高安まちまちだったうえ、日経平均も前日に24000円の大台を回復して引けただけに、目先の達成感から利益を確保する動きが想定され、こうした動きがマザーズ先物にも響きそうだ。また、今後2019年4-12月期決算の発表が本格化することから、業績動向を確認したいとの思惑も強まる可能性がある。全体としては、東証1部市場の大型株が一服しそうな中、幕間繋ぎ的な形でマザーズ市場の中小型株が物色される可能性はあるが、物色の矛先は直近IPO銘柄や決算などを材料とした個別株に留まりそうで、マザーズ先物に影響を及ぼす時価総額上位銘柄などには積極的な買いが期待できそうにない。ただ、昨日はメルカリ<4385>やサンバイオ<4592>といった主力級銘柄が下落しただけに、こうした銘柄に押し目買いが入れば、マザーズ先物の下支えにもなろう。一方、中低位株への一角には短期の値幅取りを狙った買いが続いているほか、次世代通信規格「5G」関連や、ドローン関連、人工知能(AI)関連といったテーマ性のある銘柄にも注目が集まっている。市場では「全般に様子見ムードが強まれば、個人の資金はこれら銘柄に向かう可能性が高く、マザーズ先物全般は狭い値幅での動きにとどまる」との指摘も聞かれた。上値のメドは880.0pt、下値のメドは865.0ptとする。

《YN》

提供:フィスコ

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