北の達人コーポレーション---3Qは2ケタ増収増益、売上および利益の拡大を目的とした集客部門の体制を強化
北の達人コーポレーション<2930>は14日、2020年2月期第3四半期(19年3月-11月)決算を発表した。売上高が前年同期比26.7%増の75.47億円、営業利益が同49.2%増の21.82億円、経常利益が同49.5%増の21.86億円、四半期純利益が同47.3%増の14.87億円となった。
当第3四半期においては、集客部門のリソースを将来に向けた体制整備へと戦略的に割いたこと、さらに「ヒアロディープパッチ」の新規獲得件数と在庫数量のバランスを調整するため、新規獲得のための広告投資を抑えたことで、当第3四半期累計期間における広告宣伝費は21.26億円と当初の計画27.11億円を大幅に下回り、各段階利益が当初予想を大幅に超過した。一方で、広告投資の抑制により新規獲得件数が想定を下回ったことに加え、「ヒアロディープパッチ」の新規注文分の発送を一部調整したことで当第3四半期累計期間に計上されなかった影響により、売上高は当初予想を下回る結果となった。なお、「ヒアロディープパッチ」は、売上の約7割を支える定期購入の顧客への発送が滞らないよう、新規注文分の発送時期を調整していたが、当第3四半期末後の2019年12月には調整が終了し、新規注文分の発送遅延は完全に解消されている。
2020年2月期通期の業績予想については、売上高が前期比31.6%増の109.39億円、営業利益が同45.2%増の27.02億円、経常利益が同45.2%増の27.03億円、当期純利益が同46.2%増の18.90億円とする期初計画を据え置いている。
《SF》
提供:フィスコ