東京株式(大引け)=42円高、米株高受け上値指向も売買代金は今年最低

市況
2020年1月20日 15時43分

週明け20日の東京株式市場は、前週末の米株高を受けて日経平均が3日続伸となったが、売買代金は低調で上値の重い展開を強いられた。

大引けの日経平均株価は前営業日比42円25銭高の2万4083円51銭と3日続伸。東証1部の売買高概算は8億2112万株、売買代金概算は1兆4179億円。値上がり銘柄数は1478、対して値下がり銘柄数は579、変わらずは103銘柄だった。

きょうの東京市場は朝方買い優勢で始まったものの、日経平均の上値は重く、狭いゾーンでの値動きに終始。2万4100円台では売り圧力が強く、後場終盤に上げ幅を縮小して2万4000円トビ台で着地した。前週末の米国株市場では、中国景気への警戒感が後退したことを背景にNYダウをはじめ主要株指数が揃って過去最高値を更新したが、上げ幅は限定的だった。20日の米国株市場はキング牧師誕生日に伴い休場となることから、東京市場でも海外投資家の参戦が少なく、上値の重い展開を強いられた。売買代金は1兆4000億円強にとどまり、今年に入って最低水準だった。ただし、業種別では33業種中、30業種が高く、個別も値上がり銘柄数が1400後半に達し、7割近くを占めるなど上値指向が目立つ地合いだった。

個別では、ソニー<6758>が堅調、トヨタ自動車<7203>も買い優勢。キーエンス<6861>、日本電産<6594>も高い。東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体関連もしっかり。前田道路<1883>がストップ高、日本道路<1884>、NIPPO<1881>も急伸。前田建設工業<1824>、東洋建設<1890>も物色人気となった。このほか東芝機械<6104>が大きく買われ、サムコ<6387>も大幅高。

半面、ファーストリテイリング<9983>が1000円超の下落、リクルートホールディングス<6098>、資生堂<4911>、オリンパス<7733>も冴えない。インターアクション<7725>が値下がり率トップに売られたほか、ダブル・スコープ<6619>も急落。enish<3667>、メディアドゥホールディングス<3678>なども大きく値を下げた。三越伊勢丹ホールディングス<3099>の下げも目立った。

出所:MINKABU PRESS

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