【↓】日経平均 大引け| 4日ぶり反落、先物主導で主力株中心に売り優勢 (1月21日)

市況
2020年1月21日 16時11分

日経平均株価

始値  24072.81

高値  24081.75(09:00)

安値  23843.48(14:58)

大引け 23864.56(前日比 -218.95 、 -0.91% )

売買高  9億1259万株 (東証1部概算)

売買代金 1兆6704億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は4日ぶり反落、主力株買い手控えられ先物主導で下値模索

2.前日の米株市場休場で手掛かり材料難、中国の新型肺炎の感染拡大を警戒

3.香港株や中国株の下落を横目に地合い悪化、為替の円高傾向も嫌気される

4.後場に入っても安値圏でもみ合い、売買代金は1兆6000億円台と低調

5.中小型株は買われるものも多く、値上がり銘柄数と値下がり数は拮抗状態

■東京市場概況

前日の米国市場では、キング牧師誕生日の祝日のため休場だった。

東京市場では売り優勢の展開で、日経平均株価は前場中ごろから急速に水準を切り下げる展開。後場も安値圏でのもみ合いとなり2万4000円を割り込んだ。

21日の東京市場は、前日の米国株市場が休場で手掛かり材料に事欠くなか、先物主導で売り圧力が顕在化し下値を模索する展開を強いられた。中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎が感染拡大傾向となっていることで、これをネガティブ材料に先物主導で日経平均は下値を試す展開となった。香港株が大きく値を下げ、中国・上海株や韓国株も売られたことで、東京市場もこれを横目に地合いが悪化。外国為替市場で1ドル=109円台に入るなど円高方向に振れたことも嫌気された。日経平均は2万3800円台では押し目買いが入ったものの、市場参加者不足のなか全体を押し上げるには力不足だった。東証1部の売買代金は1兆6000億円台と低調。ただ、中小型株は買われるものも多く、値上がり銘柄数、値下がり銘柄数ともに1000を上回り拮抗した。

個別では、ファーストリテイリング<9983>が安く、資生堂<4911>、ファンケル<4921>なども売りに押された。東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体関連が軟調だったほか、安川電機<6506>、ファナック<6954>なども値を下げた。JAL<9201>も下値を探った。ここ上昇が続いていた東芝機械<6104>は急反落となった。オルトプラス<3672>、エイチ・アイ・エス<9603>などの下げも目立つ。

半面、トヨタ自動車<7203>が堅調、任天堂<7974>もしっかり。HOYA<7741>も買いが優勢だった。前田道路<1883>が連日でストップ高となったほか、シンシア<7782>、シキボウ<3109>も大幅高に買われた。テラスカイ<3915>、日本エアーテック<6291>が活況高となり、レオパレス21<8848>も物色人気。長野計器<7715>も商いを伴い上値を追った。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はトヨタ <7203> 、SBG <9984> 、バンナムHD <7832> 、コムシスHD <1721> 、明治HD <2269> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約8円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、東エレク <8035> 、KDDI <9433> 、ファナック <6954> 、資生堂 <4911> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約88円。

東証33業種のうち上昇は6業種。上昇率の上位5業種は(1)建設業、(2)パルプ・紙、(3)輸送用機器、(4)電気・ガス業、(5)精密機器。一方、下落率の上位5業種は(1)空運業、(2)鉄鋼、(3)化学、(4)海運業、(5)非鉄金属。

■個別材料株

△アゼアス <3161> [東証2]、日本アビオ <6946> [東証2]

新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大で思惑。

△大木ヘルス <3417> [JQ]

グループ会社のウイルス除去製品に関心高まる。

△テラスカイ <3915>

クラウド好調で量子コンピューター関連でも存在感。

△Sansan <4443> [東証M]

岩井コスモ証券が投資判断を新規「A」でカバレッジを開始。

△JTOWER <4485> [東証M]

SMBC日興証券が投資評価を新規「1」でカバレッジを開始。

△鳥居薬 <4551>

前期経常を69%上方修正。

△LTS <6560> [東証M]

「20年12月期営業利益3割増見込み」と報道。

△シンシア <7782>

前期経常を2.6倍上方修正、配当も2円増額。

△中央化学 <7895> [JQ]

「中国がプラスチック製品の規制強化」との報道で思惑買い。

△アジア航 <9233> [東証2]]

鉄道ICTやドローン活用で商機捉え2ケタ成長継続。

▼Tワークス <3997> [JQ]

19年12月期業績予想の下方修正。

▼東芝機 <6104>

TOB価格は前日終値よりも低い水準に。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)前田道 <1883> 、(2)シンシア <7782> 、(3)シキボウ <3109> 、(4)システムサポ <4396> 、(5)プロト <4298> 、(6)テラスカイ <3915> 、(7)鳥居薬 <4551> 、(8)DDHD <3073> 、(9)エアーテック <6291> 、(10)大幸薬品 <4574>

値下がり率上位10傑は(1)東芝機 <6104> 、(2)学情 <2301> 、(3)オルトP <3672> 、(4)HIS <9603> 、(5)日本空港ビル <9706> 、(6)サンケン <6707> 、(7)RSテクノ <3445> 、(8)ラクーンHD <3031> 、(9)エスプール <2471> 、(10)資生堂 <4911>

【大引け】

日経平均は前日比218.95円(0.91%)安の2万3864.56円。TOPIXは前日比9.19(0.53%)安の1734.97。出来高は概算で9億1259万株。東証1部の値上がり銘柄数は1002、値下がり銘柄数は1041となった。日経ジャスダック平均は3952.81円(14.42円高)。

[2020年1月21日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.