注目銘柄ダイジェスト(前場):ファルコHD、システムサポート、くら寿司など

市況
2020年1月23日 11時46分

くら寿司<2695>:5770円(+320円)

大幅続伸。CLSA証券では投資判断を「アンダーパフォーム」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も5060円から6365円に引き上げている。好調な海外事業と既存店売上高の底打ちを背景に、業績予想を上方修正しているもよう。食品のアミューズメントパークとなることを目指すなど、新たなブランド戦略への転換で、今後は既存店売上の改善が見込めるとしている。

システムサポート<4396>:2750円(+198円)

大幅続伸。前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の2.9億円から4.0億円に引き上げ、前年同期比47.1%増益となる。クラウドサービス利用支援分野の受注拡大、消費税率の改正に伴う機器・ライセンス販売の伸長、ソリューション事業における大型案件の前倒しなどが業績上振れの背景に。第1四半期実績から上振れ期待は高かったものの、想定以上の上方修正幅と捉えられる。

ファルコHD<4671>:2005円(+220円)

急騰。前日に業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の7.5億円から11.5億円に引き上げ、MSI検査キットの販売が順調に推移したほか、調剤薬局事業における収支の改善なども寄与した。火災事故に対する保険金の受取額確定で、最終利益も5億円から15億円に上方修正している。計画は保守的との見方も強かったが、業績上振れを素直に好感する動きとなっている。

アドバンテス<6857>:6580円(+280円)

大幅続伸で1月14日の高値を更新。5Gの普及入りでメリットが期待できる銘柄として、市場の評価が高まる展開になっている。先週にはみずほ証券が、投資判断を「買い」に格上げしているが、前日にはJPモルガンでも目標株価を5000円から7500円に引き上げているもよう。また、信用取組も拮抗状態にあり、直近高値を更新したことで買い戻しの動きも強まる状況となっているようだ。

グッドライフC<2970>:3150円(+110円)

大幅に反発。福岡市南区にある販売用不動産を購入すると発表している。マンション用地として予定しており、敷地面積は449.85平方メートル。総戸数は42戸、完成時期は21年上旬の予定。購入先や購入代金などの詳細は非公表。土地の売却に係る収益見通しは20年12月期以降となる見込み。同期の業績予想は2月13日に公表するとしている。同社株は21日に上場来高値(3290円)を付けた後は下落しており、押し目買いも入っているようだ。

GTS<4584>:9722円(+16円)

大幅に3日ぶり反発。東京都医学総合研究所、名古屋大学医学部附属病院、東京医科歯科大学と脳性まひに対する新たな治療方法創出に向けて4者共同研究契約を締結したと発表している。4者が保有する研究基盤や情報、人材を補完し合い、相乗的な研究成果を取得する。今後は、ジーンテクノサイエンスの完全子会社で調製したヒト歯髄幹細胞を用い、4者で脳性まひに対する新たな治療法創出に向けた基礎研究を共同で行う。

ベルトラ<7048>:1101円(-9円)

朝高後マイナス転換。19年12月期の営業利益を従来予想の8.00億円から8.40億円(前期実績4.17億円)に上方修正している。海外旅行部門の韓国事業で訪日旅行者の減少を見据え、当初予定の広告宣伝費を大幅に削減し、19年7月に設立したVELTRA KOREA Inc.の海外旅行市場の強化や組織体制作りを優先させた。この結果、営業費用が抑制されて利益を押し上げた。

《ST》

提供:フィスコ

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