伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 1月26日版(1)
1.人民元は5月~8月に大幅な元安局面へ入るか
図1は、ドル・人民元の月足チャートです。上方へ向かう動きが人民元安(以下、元安と表記)の流れになります。
ドル・人民元は、2005年7月に管理変動相場制へと移行し、2005年7月以降、一本調子の人民元高(以下、元高と表記)を2014年1月まで継続しました。元高の流れは、2014年1月に止まり、その後、徐々に元安が進んでいます。
図1は、ドル・人民元が現時点での底値となっている地点からの元安の動きを示しています。このチャートを見ると、2014年以降の元安の動きには、はっきりとした傾向があらわれています。
それは、元安が進む場合、5~8月の期間で大陽線をつける動きを経過して、一気に年間の変動幅の大部分を取りに行く展開になっているということです。
1年を通じて元安が続く場合、10月、11月に一段の元安を経過して、年初からの動きを年末まで継続するパターンを作っています。
元高調整の流れができる場合、9月から翌年2月頃までの範囲であらわれています。
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