本日注目すべき【好決算】銘柄 いい生活、インソース、小野測器 (27日大引け後 発表分)

注目
2020年1月28日 7時01分

27日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

いい生活 <3796> [東証2]  ★今期経常を2.2倍上方修正

◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の3900万円→8600万円に2.2倍上方修正。増益率が3.0倍→6.6倍に拡大する見通しとなった。主力の不動産業界向けクラウドサービスが好調に推移するなか、業務効率化の進展で販管費が想定を下回ることが利益を押し上げる。

同時に発表したクラウドソリューション事業の12月売上高は前年同月比8.9%増と増収基調が続いた。

富士山MS <3138> [東証M]  ★前期経常を一転30%増益に上方修正

◆19年12月期の連結経常利益を従来予想の1億8700万円→3億3000万円に76.5%上方修正。従来の26.1%減益予想から一転して30.4%増益見通しとなった。出版各社による配送料値上げでヤマト運輸DM便からの配送切り替えに伴うコスト負担を抑制できたことが寄与。消費税増税による法人顧客の買い控えがみられたかったことに加え、定期購読の注文締め切りが12月末に前倒しとなったことも上振れの要因となった。

アトムリビン <3426> [JQ]  ★上期経常を一転16%増益に上方修正

◆20年6月期上期(7-12月)の経常利益(非連結)を従来予想の3億円→4.5億円に51.7%上方修正。従来の23.7%減益予想から一転して15.8%増益見通しとなった。積極的な商品展開と販路拡大で住宅用内装金物の販売が堅調に推移するなか、販管費を抑制したことが利益を押し上げた。

インソース <6200>   ★10-12月(1Q)経常は32%増益、上期計画を上方修正

◆20年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比32.2%増の4.1億円に拡大して着地。製造業やIT、建築関連向け講師派遣型研修の実施回数が増加したほか、セミナールームの増設効果で公開講座も大きく伸びた。研修別では階層別研修やIT研修が好調だった。

併せて、上期の同利益を従来予想の5.6億円→6.1億円に7.4%上方修正。増益率が0.5%増→8.0%増に拡大する見通しとなった。

小野測器 <6858>   ★前期経常を98%上方修正

◆19年12月期の連結経常利益を従来予想の2.5億円→4.9億円に98.0%上方修正。減益率が75.8%減→52.0%減に縮小する見通しとなった。昨年4月以降低調だった計測機器の販売が復調したことに加え、特注試験装置の原価低減や生産効率の向上などを進めたことも利益を押し上げた。

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