外為サマリー:109円ライン巡り一進一退、新型肺炎を巡り強弱感も
28日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=109円02銭前後と前日午後5時時点に比べ3銭程度のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=120円16銭前後と同10銭強のユーロ安・円高で推移している。
新型肺炎による中国の死亡者数が27日から26人増えて106人になったとの発表を受け、午前9時50分過ぎに108円82銭までドルが下落する場面があった。ただ、新型肺炎の影響に関して、市場には強弱感もあり下値には買いが流入。午後にかけて109円ラインを巡る一進一退となった。チャート上は109円05銭近辺が上値抵抗線となっている。今日から明日にかけ米連邦公開市場委員会(FOMC)が始まるほか、前日急落したNYダウの動向などが注目されている。
ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1021ドル前後と同0.0010ドル強のユーロ安・ドル高で推移している。