千趣会が大幅反発、在庫適正化寄与し19年12月期業績は計画上振れ
千趣会<8165>が大幅反発している。6日の取引終了後、集計中の19年12月期連結業績について、売上高が890億円から7891億5000万円(前の期比21.3%減)へ、営業利益が5億円から7億7200万円(前の期40億6300万円の赤字)へ、最終利益が79億円から81億8200万円(同60億2700万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。
売上高がほぼ計画通りに推移したことに加えて、余剰在庫抑制を実現するための在庫適正化ルールの策定・運用の実施などで、期末における評価損対象在庫の発生が想定以上に抑えられたことが利益を押し上げた。また、販売促進施策の実施タイミングを一部見直したことも寄与した。