東京株式(大引け)=140円安と続落、新型肺炎への警戒で軟調展開

市況
2020年2月14日 15時40分

14日の東京株式市場で日経平均株価は続落。新型肺炎への警戒感は強く、リスク回避による売りが膨らんだ。

大引けの日経平均株価は前日比140円14銭安の2万3687円59銭。東証1部の売買高概算は13億5175万株。売買代金概算は2兆4068億5500万円となった。値上がり銘柄数は674と全体の約31%、値下がり銘柄数は1394、変わらずは92銘柄だった。

前日のNYダウは128ドル安と反落。中国・湖北省での新型肺炎の感染者数が増加したことを受け、楽観論が後退した。これを受けた、この日の東京株式市場も先物などに売りが膨らみ軟調な値動きが続いた。特に13日には、国内で初めて新型肺炎による死者が確認されたほか、東京や神奈川、和歌山などで新たな感染者が発生したことから経済活動への影響も警戒された。後場に入ってからは、週末要因に加え、月曜は米国がプレジデントデーで休場となることもあり様子見姿勢が強まり、小動き状態が続いた。

個別銘柄では、ソニー<6758>やファーストリテイリング<9983>、任天堂<7974>が安く、トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>が値を下げた。今期業績見通しの下方修正と減配を発表した日産自動車<7201>は10年半ぶりの安値圏に下落した。武田薬品工業<4502>や資生堂<4911>も安い。三井住友フィナンシャルグループ<8316>や野村ホールディングス<8604>など金融株も値を下げた。半面、ソフトバンクグループ<9984>が反発し、楽天<4755>やアドバンテスト<6857>が高い。ネットワンシステムズ<7518>やSUMCO<3436>、ネクソン<3659>が急伸した。東芝<6502>も値を上げた。また、川本産業<3604>や重松製作所<7980>、興研<7963>、ダイトウボウ<3202>、中京医薬品<4558>、日本エアーテック<6291>、アゼアス<3161>といった新型肺炎関連株は軒並み高となった。

出所:MINKABU PRESS

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