サイバーコム---19年12月期は2ケタ増収増益、ソフトウェア開発事業・サービス事業ともに売上高・利益が増加

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2020年2月17日 9時06分

サイバーコム<3852>は12日、2019年12月期決算を発表した。売上高が前期比15.7%増の139.67億円、営業利益が同22.6%増の7.46億円、経常利益が同22.0%増の7.51億円、当期純利益が同33.7%増の5.59億円となった。

主力のソフトウェア開発事業の売上高は前期比14.4%増の112.76億円、営業利益は同23.9%増の16.27億円となった。通信ソフトウェア開発においてはネットワークシステムでの通信機能開発案件の増加により堅調に推移した。制御ソフトウェア開発においては機械制御系システム開発案件の一部が減少したが、ECU(Electronic Control Unit)やADAS(先進運転支援システム)関連等の車載システム開発案件が前年並みとなり、制御ソフトウェア開発全体としては底堅く推移した。また、業務ソフトウェア開発においては生保向けシステムの大型案件継続に加え、企業向け業務システム、公共向けシステム、医療関連システム、エネルギー関連システム、流通関連システム等の開発案件が好調に推移した。

サービス事業の売上高は前期比22.5%増の26.36億円、営業利益は同10.1%増の3.30億円となった。SIサービス(構築・保守・運用・評価検証サービス)においては、社会インフラ及び金融系を中心とした仮想化、クラウドへの移行案件、サイバーセキュリティ対策案件やネットワーク構築案件が好調に推移し、第5世代移動通信(5G)の基地局検証案件については堅調に推移した。自社プロダクトである「Cyber Smart」シリーズ製品については、IP-PBX案件、クラウドサービスや年間保守の増加により好調に推移した。また、2019年8月にクラウドVPNサービス「楽々セキュアコネクト」を、10月には低価格オフィス電話サービス「Cyber Gateway Compact」を販売開始した。

2020年12月期通期の業績予想については、売上高が前期比7.4%増の150.00億円、営業利益が同7.2%増の8.00億円、経常利益が同6.5%増の8.00億円を見込んでいる。なお、当期純利益は、前期において税制優遇制度を適用したことにより前期比3.5%減の5.40億円を見込んでいる。

《SF》

提供:フィスコ

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