話題株ピックアップ【夕刊】(3):AOITYO、ピーエイ、ファイズHD

注目
2020年2月20日 15時19分

■AOITYO <3975>  741円  +72 円 (+10.8%)  本日終値  東証1部 上昇率4位

AOI TYO Holdings <3975> が急騰。19日大引け後に発表した19年12月期の連結最終損益は12.8億円の赤字(前の期は19.5億円の黒字)に落ち込んだものの、続く20年12月期は14億円の黒字に急浮上する見通しとなったことが買い材料視された。今期は動画広告事業で採算を重視した選別受注を進める。前期に計上したソフトウェアや業績不振な子会社の整理に絡む損失が減少するほか、投資有価証券評価損がなくなることも黒字浮上の要因となる。

■ピーエイ <4766>  215円  +16 円 (+8.0%)  本日終値

ピーエイ <4766> [東証2]が急伸。19日大引け後に発表した19年12月期の連結経常利益は前の期比66.0%減の1700万円に落ち込んだものの、続く20年12月期は前期比7.1倍の1億2000万円に急拡大する見通しとなったことが買い材料視された。今期は情報サービス事業で引き続きWEB求人メディアを強化するほか、地方創生事業では前期に予定していた西小山の商業施設の開業が業績に貢献する見込みだ。なお、従来3円を計画していた前期の期末一括配当を見送るとし、今期も無配を継続する方針とした。

■ファイズHD <9325>  808円  +58 円 (+7.7%)  本日終値  東証1部 上昇率9位

ファイズホールディングス<9325>は大幅続伸、前週に連日のストップ高配分で一気に水準を切り上げた後も目先筋の利益確定売りをこなし、更に上値を指向している。EC事業者向けの荷物の取り扱いを主力としているが、新型肺炎への警戒が強まるなか、巣ごもり消費関連としてのテーマ性に加え、米アマゾンを主要顧客としていることが注目され人気化素地を開花させている。業績も足もと回復色が強い。19年4~12月期は営業損益が1億9200万円の黒字となったが、上期段階では赤字だった。10~12月期の改善が際立ったことはポジティブ材料となっている。

■CRGホールディングス <7041>  889円  +51 円 (+6.1%) 一時ストップ高   本日終値

CRGホールディングス<7041>が一時ストップ高。きょう付けの毎日新聞朝刊で、「新型コロナウイルスの感染症について、厚生労働省が一般の人から電話相談を受け付けるコールセンターへの問い合わせが殺到している」と報じられており、コールセンターへ人材を派遣する同社に思惑的な買いが入ったようだ。

■キャリアリンク <6070>  584円  +27 円 (+4.9%)  本日終値

キャリアリンク <6070> が大幅続伸。19日大引け後、20年2月期の連結経常利益を従来予想の5.9億円→6.4億円に7.6%上方修正。増益率が2.1倍→2.2倍に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。米中貿易摩擦による中国経済の減速を背景に、製造系人材サービスの受注が若干減少するものの、業務効率化や事務所移転による賃借料の削減に加え、システム投資や人材採用にかかる費用を抑制したことが利益を押し上げる。

■ヒーハイスト精工 <6433>  300円  +12 円 (+4.2%)  本日終値

ヒーハイスト精工 <6433> [JQ]が大幅続伸。19日大引け後、発行済み株式数(自社株を除く)の2.69%にあたる17万株(金額で4896万円)を上限に、2月20日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■エクストリーム <6033>  2,558円  +101 円 (+4.1%)  本日終値

エクストリーム<6033>の上げ足が止まらず、一時6.3%高の2612円まで上値を伸ばした。きょうで9連騰となるが、この間に株価は33%の上昇となった。スマートフォンゲーム開発企業やWeb・IT企業への技術者派遣及び受託開発業務が好調、スマホゲーム「ラングリッサー」のロイヤルティー収益は韓国向けで高水準、依然として同社の業績に大きく貢献している。株価は2000円台後半から3000円までの滞留出来高の少ない真空地帯に入っており、今後も急騰習性を発揮する可能性がある。今20年3月期営業利益は13億6300万円と前期比44%増益を予想。高成長のゲーム関連株にしては珍しく株主還元に前向きで、今期は前期実績に13円増配となる34円を計画している。

■小僧寿し <9973>  30円  +1 円 (+3.5%)  本日終値

小僧寿し<9973>は高い。19日の取引終了後、20年12月期連結業績見通しについて、売上高69億4600万円(前期比19.6%増)、営業損益3600万円の黒字(同1億9500万円の赤字)、最終損益2600万円の黒字(同1億1600万円の赤字)と11期ぶりに最終損益の黒字転換を見込んでおり、これを好感した買いが流入した。持ち帰り寿し業界の競争激化のなか、主力の「小僧寿し」において、引き続き前期にスタートした「お寿司」に「からあげ」、「てんぷら」「とんかつ」などのデリカ商材を加えた新業態の推進や、宅配を展開する子会社のデリズの出店加速などによる業容拡大を図る。なお、同時に発表した19年12月期業績は、売上高58億400万円(前の期比5.2%増)、営業損益1億9500万円の赤字(同5億9100万円の赤字)、最終損益1億1600万円の赤字(同16億7800万円の赤字)だった。

■セレス <3696>  1,280円  +42 円 (+3.4%)  本日終値

セレス<3696>が大幅続伸。19日の取引終了後、出資先のアディッシュ<7093>が19日、東証証券取引所からマザーズ市場への上場を承認されたと発表しており、含み益などへの期待から買いが流入した。なお、セレスは現在、アディッシュ株3万8700株(発行済み株数の2.34%)を所有。上場予定日は3月26日の予定となっている。

■リボミック <4591>  354円  +9 円 (+2.6%)  本日終値

リボミック<4591>は続伸。19日の取引終了後、開発中の滲出型加齢黄斑変性を対象とする「RBM-007」の第2相臨床試験で、最初の被験者へ投与を開始したと発表しており、これが好材料視された。RBM-007は、線維芽細胞増殖因子2(FGF2)の機能を阻害するアプタマーで、加齢黄斑変性における血管新生と瘢痕形成を同時に抑制する新規な薬理作用を有している。今回行われる第2相臨床試験では81人への投与を予定しており、初回投与から4カ月目時点の視力変化や安全性を評価する。

●ストップ高銘柄

有機合成薬品工業 <4531>  418円  +80 円 (+23.7%) ストップ高   本日終値

大谷工業 <5939>  9,510円  +1,500 円 (+18.7%) ストップ高   本日終値

グッドライフカンパニー <2970>  3,280円  +500 円 (+18.0%) ストップ高   本日終値

ソレキア <9867>  10,260円  +1,500 円 (+17.1%) ストップ高   本日終値

リアルワールド <3691>  793円  +100 円 (+14.4%) ストップ高   本日終値

など、8銘柄

●ストップ安銘柄

スガイ化学工業 <4120>  2,143円  -502 円 (-19.0%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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