２５日の株式相場見通し＝世界同時株安でリスク回避ムード一色の展開
２５日の東京株式市場は、リスク回避ムード一色の展開で日経平均株価は大きく下値を探ることになりそうだ。２万３０００円台を割り込むのはもちろんのこと、一気に２万２０００円ラインを意識する展開もあり得る。中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大に対する懸念が広がるなか、足もと世界同時株安の局面に入っている。東京市場は週明け月曜日が天皇誕生日の振り替え休日に伴い休場であったため、きょうはギャップダウンスタートでその分下げ幅も大きくなることが予想される。為替もリスクオフの円高に傾いており、アジア株市場の動向を横目に全体相場は主力輸出株をはじめ広範囲に売り込まれる展開が想定される。
２４日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比１０３１ドル６１セント安の２万７９６０ドル８０セントと大幅続落。ナスダック総合株価指数は、同３５５．３１０ポイント安の９２２１．２８０だった。
日程面では、１２月の景気動向指数確報値、1月の企業向けサービス価格指数、１月の外食売上高など。また、マザーズ市場にＡＨＣグループ<7083>が上場する。海外では２月の米消費者信頼感指数、１２月の米Ｓ＆Ｐコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数など。