話題株ピックアップ【夕刊】(3):フィルC、Nuts、ライトオン
■プロパティデータバンク <4389> 794円 +18 円 (+2.3%) 本日終値
プロパティデータバンク<4389>は全体相場が急速にリスクオフに傾くなか強さを発揮、続伸で一時800円台を回復した。クラウドを活用した不動産管理ソフトを展開、REIT向けで60%のシェアを確保するなど高い競争力を持つ。業績は大型案件の寄与で19年4~12月期は営業2ケタ増益を確保している。株価は今年1月24日に1325円の高値をつけており、時価近辺は以前値ごろ感が強い。
■ゼネラルパッカー <6267> 1,912円 +23 円 (+1.2%) 本日終値
ゼネラルパッカー <6267> [JQ]が高い。2日大引け後に発表した20年7月期上期(19年8月-20年1月)の連結経常利益が前年同期比38.3%増の5億円に拡大して着地したことが買い材料視された。主力のメカトロハイスペック包装機を中心に給袋自動包装機の販売台数が増加したことが寄与。併せて、通期の同利益を従来予想の6億円→7億円に16.7%上方修正し、減益率が19.5%減→6.0%減に縮小する見通しとなった。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の50円→55円(前期は55円)に増額修正したことも評価材料となった。
■フィル・カンパニー <3267> 3,470円 +20 円 (+0.6%) 本日終値
フィル・カンパニー<3267>は続伸。2日の取引終了後、十六銀行<8356>とビジネスマッチング契約を締結したと発表しており、これを好感した買いが入った。同社の「空中店舗フィル・パーク」は市街地にあるコインパーキングの上の未利用空間を「小型商業施設」などとして利活用するもの。今後、東海地方を地盤とする十六銀との情報交換や勉強会などを通じて、十六銀から土地活用に課題を有する土地オーナーを紹介してもらい、同事業を東海地方で広めるという。
■Nuts <7612> 32円 -29 円 (-47.5%) 一時ストップ安 本日終値
Nuts<7612>が一時ストップ安に売られた。2日の取引終了後、2月26日に金融商品取引法第158条(偽計)違反の疑いで、証券取引等監視委員会による強制調査を受けたと発表しており、これが売り材料視された。会社側では、「この度の事態を厳粛かつ真摯に受け止め、引き続き調査に全面的に協力する」とコメント。また、3月2日付で森田浩章代表取締役社長が社長職を辞任し、中村健司取締役が新たに代表取締役に就任する人事も発表した。なお、業績への影響は、新たに開示すべき事項が発生した場合速やかに開示するとしている。
■倉元製作所 <5216> 178円 -16 円 (-8.3%) 本日終値
倉元製作所<5216>が大幅反落。2日の取引終了後、事業再生ADR手続きのスケジュールについて、スポンサー候補とのスポンサー契約の締結に向けた協議と手続きに想定よりも時間を要していることから、3月6日に予定していた事業再生改革案の決議を3月下旬に延期すると発表したことが嫌気された。
■ライトオン <7445> 483円 -20 円 (-4.0%) 本日終値
ライトオン<7445>が反落。2日の取引終了後に発表した2月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比10.0%減と9カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。例年に比べて気温の高い日が多く、春の新作商品の動向は堅調に推移したものの、新型コロナウイルスの影響により、集客が著しく減少したことが響いた。商品別では、トップスではアウトドアテイストのナイロンアウターや長袖プリントTシャツ、ボトムスではメンズのイージーパンツ、ウィメンズではリブ素材のアイテムが堅調だった。なお、全社売上高は同10.9%減だった。
■松屋 <8237> 642円 -30 円 (-4.5%) 本日終値
2日に発表した「2月銀座本店売上高は31.6%減」が売り材料。
2月銀座本店売上高は前年同月比31.6%減。
●ストップ高銘柄
ラピーヌ <8143> 919円 +150 円 (+19.5%) ストップ高 本日終値
オウケイウェイヴ <3808> 735円 +100 円 (+15.8%) ストップ高 本日終値
カーブスHD <7085> 780円 +100 円 (+14.7%) ストップ高 本日終値
など、5銘柄
●ストップ安銘柄
小島鉄工所 <6112> 385円 -80 円 (-17.2%) ストップ安 本日終値
栗林商船 <9171> 388円 -80 円 (-17.1%) ストップ安 本日終値
以上、2銘柄
株探ニュース