マクセルHDが反落、20年3月期業績及び期末配当予想を下方修正

材料
2020年3月11日 9時32分

マクセルホールディングス<6810>が反落している。10日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、売上高を1490億円から1450億円(前期比3.7%減)へ、営業損益を20億円の黒字から7億円の赤字(前期54億2400万円の黒字)へ、最終損益を17億円の黒字から45億円の赤字(同53億1100万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気されている。

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、民生用リチウムイオン電池、プロジェクター、理美容製品などの中国工場の操業度が低下していることや、各事業における中国からの製品・部品の調達の停滞、中国向け販売の減少などに影響が出ていることが要因。また、民生用リチウムイオン電池などの事業計画見直しに伴う生産設備などの処分費用や、最近の株価下落に伴う有価証券の減損などの特別損失、個々のグループ会社の事業損益の見通しから、一部繰延税金資産の回収可能性が低下している会社が存在することなども織り込んだとしている。

同時に、従来18円を予定していた期末配当を無配にすると発表しており、これも売り材料視されている。なお、年間配当は268円となる予定だ。

出所:MINKABU PRESS

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